24-JM- ページ24
謝らなくていいから、
街灯に照らされた君の目が赤いことが耐えられないから、
だから、
「・・・ジ、ミンさんっ」
ココアが溢れることも気にせずに彼女を抱きしめた
「おそい、来ないかと思った」
「っ、来るなんて約束してません、」
「来るよ、いつだって来る。いつだって俺が待ってるから」
「ジミンさん、私、ごめんなさい」
そう言って離れようとするAをさっきよりも強く抱きしめた
「好き、って言ってくれる？」
「・・・なんで、」
「なんでわかんないの、」
「わかんないですよ」
「好きだよ、俺はちゃんと、好きだから」
「・・・っ」
「泣かないで、お願い、」
「・・・ジ、ミンさんが、好きです」
遠くの車の音にかき消されそうなほど小さいその声を聞き逃さないように目を閉じた
「うんっ、よかった。本当によかった」
今度は子供みたいに声を出して泣くAの頭に手を置いた
「終わりなんて言わないで、」
「っもう言いません」
「Aが好きだよ、今度はちゃんと分かった？」
「わかりました、もうちゃんと分かったから」
彼女をベンチに座らせて、少し待っててと言った。
「どこ行くんですか？」
「大丈夫、ちゃんと帰って来るよ」
「どこも、行かないでください」
そう言って俺の袖を掴む彼女の小さな手が愛しくて、
「ココア、こぼしちゃったから。新しいの買って来る」
「、わかりました」
大丈夫、これから二人で過ごす長い時間が待ってるから、
だから、あの日みたいにもう一度やり直そう
「すぐ帰るよ、」
そんなこと言っても、できるだけ早く彼女のそばに戻りたくて
はやる思いは足も早くさせた。
カップのココアを２つ買った後、もう一度公園の方に戻ろうと交差点に踏み出した。
「ジミンさん！！！！」
彼女の声が遠く聞こえたかと思うと、鈍い痛みが体に響いた
あ、れ
何が起きた？
遠のく意識の中で、真っ青な顔をした彼女の涙が顔に降って来た
「ジ、ミンさん、じ、み、・・」
もうそんな顔しないで、俺が今度こそ笑わせてあげるから
「・・・泣か、ないで」
意識がそこでプッツリと切れた。
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●(プロフ) - alexandrite_bbcさん» 主人公を不幸にしたがる癖が発揮されちゃってますね 笑 読んでくださって本当にありがとうございます！！ (2018年2月16日 14時) (
レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 胸が苦しいです...ああ、ほんとつらい；；；；更新楽しみに待っております^^ (2018年2月16日 10時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
●(プロフ) - ひなさん» 返事遅くなってごめんなさい！そんなこと言ってくれるんですか？笑 最高に嬉しいすぎます。ありがとうございます！！ (2018年1月25日 19時) (レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 前回のやつも見ました〜！ 最高で涙とまりませんw更新まってます^^ (2018年1月2日 19時) (レス) id: 6372a6615d (このIDを非表示/違反報告)
A。 - はい!ずっと読みますよ!!!w (2017年12月30日 7時) (レス) id: 55b9aadcae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：● | 作成日時：2017年11月25日 0時
