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「ジミナー！」
「今日は遅刻しないんだ」
「今まで遅刻したの1回でしょ」
「そうだっけ？」
1ヶ月ぶりにあったジミナは少し疲れたような顔をしていた。
「仕事大変？」
「まあぼちぼち、でも応援してくれてる人のためにも頑張らなきゃ」
「、テテは、」
「テヒョナ？連絡とってないの？うるさいくらい元気だけど、」
「そっか」
飯奢るから、と向こうから言ってきたくせにあれからテテからの連絡はない。
できない約束なら初めからするなよ、
その約束のせいで、今も私はテテのために作った料理の置かれた部屋で置いてけぼり
「ジミナはいいね、ニッコニコしてて可愛いね〜」
頭を覆うモヤモヤを脱ぎさらおうと、無理にジミナに絡んだ。
「は、うざ。お前ももっとニコニコしてれば可愛いのに」
ニコニコしてたって、本当に待ってる待ち人が私の元にやってくることなんてない。
「ほら〜ニコニコ！どう？」
「きもいわ」
「マジでキレるよ」
それでもいつもと同じペースで話してくれるジミナが今の私の支えになった。
「あ、今年のテヒョナの誕生日なんかする？」
１２月３０日、年の変わり目に生まれるなんて恵まれたねなんて昔話したっけ。
「忘れてた、どうしよっかな」
忘れるわけない。去年も一昨年も、その日を一緒に過ごしたいなんて淡い思いを抱きながら、その願いが叶う日はなかった。
「俺らメンバーでお祝いするけど、久々に３人で集まる？」
「うーん、そうだね、」
「なに？歯切れ悪い」
「うん、そこらへん仕事忙しくなりそうかなって、」
「そ？まあまだわかんないでしょ、都合あいそうだったら集まろ」
もういっそ願いなんて抱かずに、その日を迎えれば、今までよりはずっと楽な気がした。
「うん、」
「あ！まだ聞いてなかった。A彼氏できた？」
「それやらないと死ぬの？」
「ねえジミナ、私がもし幸せじゃないって言ったらどうする？」
「、仕事？」
「ううん、特に理由はないんだけど、」
「彼氏できなくてそこまで病んだのかと思った」
彼氏できないくらいだったら、良かったんだけどね。
「Aの幸せが俺らの幸せでしょ、友達じゃん当たり前」
「なにジミナ。きもい」
「マジで一回殴っていい？」
俺らか。
ジミナ、私の幸せはきっとテテの幸せなんかじゃないよ。
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●(プロフ) - ぐう 大好きさん» ありがとうございます！！そう言っていただけるととてもがんばれます！: ) (2017年11月22日 0時) (
レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
ぐう 大好き - 面白いです！これからも、更新頑張ってください！ (2017年11月20日 14時) (レス) id: fb77e59d2e (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 描写がとても綺麗な文章で映画のワンシーンの様でした。とてもとても素敵なお話ですね。これからも更新楽しみに待っております(*^ω^*) (2017年11月10日 19時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
●(プロフ) - alexandrite_bbcさん» 惹き込まれるなんて褒め言葉が過ぎて、バンザイで喜んでます！読んで下さって本当にありがとうございます！！ (2017年11月9日 11時) (レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 惹き込まれてしまいました。更新楽しみに待っております。 (2017年11月8日 11時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ファサファサ翼 | 作成日時：2017年10月24日 22時
