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「ははっ」
「「何笑ってんの？」」
じろっと4つの目がいっきにこちらに集まる。
「いや、そんな怖い顔しないで」
「なんで笑ってんのって」
「別に、なんでもないよ」
なんだかまた3人あの頃に戻れた気がしたなんて口が裂けても言えないけど、
この暖かい空気が一生続けばいいのにと思った。
「あ、今何時？」
「13時だけど、Aなんかあったの？」
「何もないよ、二人とも仕事大丈夫かと思って」
「大丈夫。今日はもう朝までやって、終わらせて来たから」
「そっか、それなら良かった」
未だにジミナの肩を押し続けるテテを避けながら、ジミナが答えた。
「・・・A、俺言いたいことがあって」
急にジミナへの攻撃をやめたテテのせいで、バランスを崩したジミナが後ろに倒れた。
「・・ん？」
どれだけジミナがこの場にいたって、まだテテからの言葉を聞くのは怖い。
「・・・俺、飲み物コップに移してくるよ」
テテの空気を察したのかジミナはそそくさと床に落ちたペットボトルを拾ってキッチンに向かった。
「あっ、ジミナっ・・・」
「A、聞いて」
「・・・もういいよテテ、ごめんね意地悪した。でももういいから、何も言わなくても分かってるよ」
分かってるなんて嘘だ。本当はこれからテテが言うことなんて微塵もわからない。
たぶらかしてごめん？
もう会わないとか？
とにかく私にとって、何をテテが言ったって傷つくことに変わりはないのだ。
それなら、何も知らないまま時間に全てを任せて忘れてしまいたい。
「俺が良くないの」
「なんで？」
きっぱり言って綺麗に終わりたいとか？
それならもう終わったんだよテテ、だからこれ以上何も言わないで
「何も言わな「好きだよ、俺もAが好き」
「・・は？」
「壊してしまいたいくらいにAが好きだった。間違った愛し方しかできなくてごめん、でもいなくならないで。側にいて」
信じられない、そう伝えようとテテと目を合わせた瞬間泣きそうになった。
そんな顔で言わないで。
もう一度あなたを信じてしまいそうになる。
「・・・なんなの？なんでそんなことばっかり。
テテはいつもそうだよ。ずるいよ。
私のこと好き？嘘だよ、じゃあなんで彼女がいるの？なんで一緒にいてくれなかったの？
なんで今更・・・」
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●(プロフ) - ぐう 大好きさん» ありがとうございます！！そう言っていただけるととてもがんばれます！: ) (2017年11月22日 0時) (
レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
ぐう 大好き - 面白いです！これからも、更新頑張ってください！ (2017年11月20日 14時) (レス) id: fb77e59d2e (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 描写がとても綺麗な文章で映画のワンシーンの様でした。とてもとても素敵なお話ですね。これからも更新楽しみに待っております(*^ω^*) (2017年11月10日 19時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
●(プロフ) - alexandrite_bbcさん» 惹き込まれるなんて褒め言葉が過ぎて、バンザイで喜んでます！読んで下さって本当にありがとうございます！！ (2017年11月9日 11時) (レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 惹き込まれてしまいました。更新楽しみに待っております。 (2017年11月8日 11時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ファサファサ翼 | 作成日時：2017年10月24日 22時
