14-JM- ページ14
Aはあまり自分から連絡してこない。
俺が連絡しても返信はいつもスタンプかわかっただの了解だのと、質素なもので。
『どうしよう』と来たカトクに気持ちがはやる。
今頃1人で飲み始めてんだろうな。
早く向かいたいのに、仕事は長引いて。
「今日夕方までだと思ってたのにな」
俺の浮かない顔を見たのか、ジンヒョンが携帯をいじりながら隣に座った。
「まあしゃーないですけどね」
本当はほっぽり出して、Aの元にいきたいけど、仕事は仕事だ。
予定より３時間ほど遅れてようやく仕事が終わった。
時刻は19時30分
20時には間に合うか、
ジミンごめん仕事今終わった、今から行く
返信があるなんて思ってないけど、待っている彼女の姿を思い浮かべると送らずにはいられなかった。
「ジミナっ」
一分一秒でも早くいきたいのに、楽屋を出るタイミングで後ろから声を掛けられた。
「なに？テヒョナ」
「・・・えっとさ「あれジミニヒョンどっかいくんですか？」
入れ違いで戻ってきたジョングクが割って入ってきた。
「友達と飲みに行くだけ」
「最近よく出かけるから、彼女できたのかと思ってました」
「できてたら秒で自慢するから安心して」
「秒で耳塞ぐから安心してください」
「で、テヒョナどうしたの？」
どうしたかなんて分かってる。Aのこと聞きたいんでしょ？
でもテヒョナ、教えられないよ。
お前らこれ以上側にいたらダメなんだよ。
「思い出したらまた教えて。じゃあ」
なにも言わないテヒョナにそう告げて、出口に向かいタクシーを拾った。
店に入ると案の定Aは出来上がっていた。
「無いわ」
「あ、ジミナ〜、遅いよ〜待ったよ〜」
「ごめん仕事、思ったより長引いた」
「仕事なら仕方ないけどさ〜」
「で、どうしたの？どうしようって」
気になりすぎていたことをAに聞くと、ヘラヘラと笑いながらCMが俺たちで継続されること、同行することになったことを説明した。
「・・・ねえジミナー、どんな顔して会えば良いの」
顔をテーブルに付けたAの手が少しだけ震えていた。
「・・・テテはなんか言ってる？」
まだテヒョナが気になる？いつになったら気にならなくなる？
「特に何も。俺に聞くのやなんだろうなって思う」
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●(プロフ) - ぐう 大好きさん» ありがとうございます！！そう言っていただけるととてもがんばれます！: ) (2017年11月22日 0時) (
レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
ぐう 大好き - 面白いです！これからも、更新頑張ってください！ (2017年11月20日 14時) (レス) id: fb77e59d2e (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 描写がとても綺麗な文章で映画のワンシーンの様でした。とてもとても素敵なお話ですね。これからも更新楽しみに待っております(*^ω^*) (2017年11月10日 19時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
●(プロフ) - alexandrite_bbcさん» 惹き込まれるなんて褒め言葉が過ぎて、バンザイで喜んでます！読んで下さって本当にありがとうございます！！ (2017年11月9日 11時) (レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 惹き込まれてしまいました。更新楽しみに待っております。 (2017年11月8日 11時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ファサファサ翼 | 作成日時：2017年10月24日 22時
