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「・・ねえジミナー、どんな顔して会えばいいの」
結局1人でバーに入り17時から飲んでいた私は21時にもなれば泥酔状態。
20時ごろにやってきたジミナは私の姿を見るなり、無いわと呟いた。
「まあなー、うーん」
「・・テテは何も言ってない？」
「特に何も。俺に聞くのやなんだろうなって思う」
違うよジミナ。特に何も、これが全てを表してる。
テテにとって、わたしは取るに足らない存在だ。
「やっぱ、会えないよ」
「俺も会って欲しく無い」
「だよね」
「意味わかってる？笑」
「だから、お互いのこと考えって」
「だからさ・・まあいいよ。とにかく決まっちゃったのは決まっちゃったんでしょ」
「それはそうだけど」
「なら仕事って割り切るしか無いじゃん。大丈夫、撮影中話すことは少ないし、終わったらすぐ帰ればいい」
「うん」
「やばそうだったら、俺がどうにかするから」
「うわー神様だよー、Aは涙が止まらない」
「キモいからやめて」
「やめない」
ジミナは机に突っ伏した私の頭を強く掴んだ。
「いやマジで痛い痛い、やめて、やめるからやめて」
「・・・思ったより元気そうでよかった」
正面を向いていきなりそんなことを言い出すから、こっちまで姿勢が良くなる。
「元気だよ、一応もう大人ですから。恋愛の１つや２つでどうにかなるほど純粋じゃ無いさ」
「どうにかなってんじゃん」
「お酒はいいの、成人してるからお酒はいいの」
「お酒だけじゃなくて」
そう言って、今度は私の手首を優しく掴み、心配そうな目でこちらを覗く。
「食べてるよ、ちゃんと」
ジミナは一度困ったように笑うと、嘘付きと小さく呟いて手を離した。
「今度焼肉行こ、良い肉食わせてやる」
「マジで？ちょー行く」
「話し方バカっぽくて腹立つから、お酒は当分禁止」
「なんでジミナが決めるの」
「じゃあ友達やめて良いの？焼肉連れて行かないよ？」
「それは無理だからやめる。ちょっとやめる」
「ん、ほどほどにして」
「じゃあ今日はたくさん飲んどなきゃ」
「お前さー、本当に笑」
目の前のコップを一気に飲み干すと、クラッとして丸椅子から落ちそうになる。
「あっ、ぶな」
咄嗟に反応したジミナにマジで禁止ねと真顔で言われ、頷くしか無かった。
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●(プロフ) - ぐう 大好きさん» ありがとうございます！！そう言っていただけるととてもがんばれます！: ) (2017年11月22日 0時) (
レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
ぐう 大好き - 面白いです！これからも、更新頑張ってください！ (2017年11月20日 14時) (レス) id: fb77e59d2e (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 描写がとても綺麗な文章で映画のワンシーンの様でした。とてもとても素敵なお話ですね。これからも更新楽しみに待っております(*^ω^*) (2017年11月10日 19時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
●(プロフ) - alexandrite_bbcさん» 惹き込まれるなんて褒め言葉が過ぎて、バンザイで喜んでます！読んで下さって本当にありがとうございます！！ (2017年11月9日 11時) (レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 惹き込まれてしまいました。更新楽しみに待っております。 (2017年11月8日 11時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ファサファサ翼 | 作成日時：2017年10月24日 22時
