#内心管理 #壊れた ページ24
__you side
「一緒に有名になれたからいい気になってるの?
…ったく休日まで連れ出して」
お姉さんがつらつらと辛辣な言葉を重ねる一方で私は頭を悩ませる。
このお姉さん、さっきから私の悪口しか言わないんだよね。
もし一言でもイケメンの悪口を言ったら私だってぷっちーんてなりそうだけど
今の所まじで賛同しかない。
それとこの悪口タイムが終わったら事務所に指示を仰ごう。
直接アンチされた場合はクールキャラを貫いたほうがいいのか、
それともちょっと泣くぐらいしたほうが良いのか。
はぁ…つくづく私って台本人間だ。
「事務所も事務所よ、何でこんな出来損ないみたいなんをくっつけとくわけ?」
まじでそれな??
「いやほんとさっきから分かり味が深すぎる…」
「は?」
ここに来て痛恨のミス!!!心の声大漏洩!!!
やっちまったもんは仕方がない。どうにかして乗り切らねば。
「え、理解した上でやってるの?どんだけ図太い神経してるわけ?
良いですよね、知名度だけでアイドルになれるなら。
どうせ枕営業でもしたんでしょ?」
「いや…」
さすがに枕営業はしてない。
ってか枕営業始めても客来ませんって__って言おうとした時だった。
「おいテメェ、どの面下げてそんな事言ってんだよ」
絶対女子トイレで聞くべきではない男性の声、
更に限定するとイ・ジフン(1996年11月22日生まれ、A型、165センチ、56キロ)の声。
おっとジフナお口が悪いぞ、って思って振り返ると
そこには更に長身のムンジュンフィ(1996年6月10日生まれ、B型…以下略)までいて
脳内の危険察知アラームが作動する。
まずい、もしこの二人が女子トイレに入ったことを見られたら
…ってか現にこのお姉さんには見られてるわけだけど。
「A、こっち来て」
ここは素直にジュニに従おう。
「いや、これはあの…彼女が突っかかってきて」
うんまぁ私がセブチに存在してる時点で世の中の女性につっかかってる説はある。
「んなわけねえだろ、こいつが突っかかってるのなんか生まれてこの方見たことねェよ。
これ以上なんか言ったら侮辱罪か名誉毀損で訴える」
そう言ってジフナは手元にあった携帯をちらつかせた。
怖い怖い怖い、マフィアのやり口!!!マフィア知らんけど!!!
呆然、唖然、放心、って感じのお姉さんにジフナは小さい声で行くぞ、って呟いて
私はジュニに肩を掴まれたままそれに続いた。
私はまだ気がついていなかった、重大な忘れ物に。
928人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ドアノブ(プロフ) - めっちゃツボです…!思わず拝みそうになりました…主人公ちゃん含めセブチ可愛いが過ぎる…ありがとうございます… (2020年8月28日 19時) (レス) id: b5f2c25d52 (このIDを非表示/違反報告)
ナオ(プロフ) - ちゅんちゃんさん» 素敵なコメントありがとうございます!心を込めて書いたので嬉しいです(^^)ちゅんちゅんさんも素敵な小説を書かれていて、私も拝読しており、楽しみにしています!コメントありがとうございました! (2020年7月16日 16時) (レス) id: 76734e0b15 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゃん(プロフ) - なおさんの小説全部読みました、とくにharuが大好きで…!いつも拝見しております!忙しいと思いますが、更新楽しみにお待ちしております!本当に楽しい雰囲気の小説で大好きです! (2020年7月16日 11時) (レス) id: 9b4c1ba7dc (このIDを非表示/違反報告)
ナオ(プロフ) - なつみさん» 嬉しいコメントありがとうございます!本作も読んでいただけて嬉しいですし、とても励みになります!あら!それは何よりです!^^かっこいいですよね〜! (2020年5月16日 19時) (レス) id: 193db4ca5a (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - なおさんの作品が大好きで、今回も楽しく読ませて頂いてるのですが、まさか気象系が出てくるとは思ってなくて、私の推しグルのコラボにめちゃくちゃテンションあがってます!!ありがとうございます!! (2020年5月16日 15時) (レス) id: be4c175b80 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ナオ | 作成日時:2020年5月15日 22時