＃そう言えば予防線 ページ15
___ジョンハンside
目の前には無数の光。
大きな一つの光じゃなくて、無数の。
そのすべて、1つ1つに意味がある。
ずっと前から僕らを知ってくれていた人。
ついこの前知ってくれた人。
よく来てくださる人。
初めてのコンサートの人。
信じられないけど、現実。
一人ひとりが意思を持って僕たちに会いに来てくれる。
この異国の地でも、何万人とそういう人達がいる。
CLOSERから始まる今回のコンサートのオープニングで
目を伏せながらそんな事を考えていた。
昨日テレビ局でAの過去を聞いたものの
予想外にヘビーで根強そうで結局解決に至っていない。
それより目下の問題がある。
イントロが流れて、僕の横の炎とともに会場のボルテージも上がった。
Aが短めの前にでるパートを終えるとさっと僕の横に来る。
…けど距離遠くね？！
いつもぴったり横だよね？ってまぁここまでは気のせいだと許容できる範囲。
フリートークの時が極めつけだった。
おーい、ちょっとー？
今絶対僕の顔見てから離れていったよねー？
『みなさん、お久しぶりです、楽しんでますか？』
Aの透き通った声に呼応するのはナムジャの声7割。
『日本での公演だと私が司会になるの、がっかりしてませんか？
安心してくださいね、成功したオタクとして皆さんの気持ちは非常に良く理解してます』
今度はヨジャの歓声。
Aはいつもの”公モード”で淡々とした口調。
『ジョンハニオッパ、ジョシュアオッパ、二人でCARATへの愛を表現してください』
どうぞ前に、ってAが差し伸べた手からマイクを拝借する。
『あ〜ぼく、Aとやりたいんですけど』
『ヒョン、じゃあぼくとやりますか』
『…みんぎゅとはやりません』
丁重にマイクを奪い返されて結局僕とシュアで愛嬌やハートをやることになる。
「クプスオッパ、二人に割って入ってくださいますか」
僕たちだけにしか聞こえないくらいの声でAがそう囁いて
その通りにすると会場が割れるんじゃないかと思うくらいの歓声が聞こえた。
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ドアノブ(プロフ) - めっちゃツボです…！思わず拝みそうになりました…主人公ちゃん含めセブチ可愛いが過ぎる…ありがとうございます… (2020年8月28日 19時) (
レス) id: b5f2c25d52 (このIDを非表示/違反報告)
ﾅｵ(プロフ) - ちゅんちゃんさん» 素敵なコメントありがとうございます！心を込めて書いたので嬉しいです(^^)ちゅんちゅんさんも素敵な小説を書かれていて、私も拝読しており、楽しみにしています！コメントありがとうございました！ (2020年7月16日 16時) (レス) id: 76734e0b15 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゃん(プロフ) - なおさんの小説全部読みました、とくにharuが大好きで…！いつも拝見しております！忙しいと思いますが、更新楽しみにお待ちしております！本当に楽しい雰囲気の小説で大好きです！ (2020年7月16日 11時) (レス) id: 9b4c1ba7dc (このIDを非表示/違反報告)
ﾅｵ(プロフ) - なつみさん» 嬉しいコメントありがとうございます！本作も読んでいただけて嬉しいですし、とても励みになります！あら！それは何よりです！^^かっこいいですよね〜！ (2020年5月16日 19時) (レス) id: 193db4ca5a (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - なおさんの作品が大好きで、今回も楽しく読ませて頂いてるのですが、まさか気象系が出てくるとは思ってなくて、私の推しグルのコラボにめちゃくちゃテンションあがってます！！ありがとうございます！！ (2020年5月16日 15時) (レス) id: be4c175b80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾅｵ | 作成日時：2020年5月15日 22時
