僕らのヌナは、今夜も僕らの夢を見る[SVT]

＃急募！ヌナにやらかした時の対処 ページ18

___ドギョムside





「あ”あ”あ”っ、やらかしたぁああああ！！」

部屋に入ってくるなり枕に口を押し当てて叫んだ。
怖い。かなり怖い。

ミンギュはヌナと一緒の部屋だったはず。
”やらかした”にもいっぱいあるよ？

「おい、キムミンギュ。Aを相手にやらかしたってどういう意味だ」

ウォヌヒョンが読んでいた本を荒めに置いた。

「なになに？ケンカした？
え、ヌナと？筋肉の写真でも撮られた？」

「違うよ！！！そんなことじゃ怒らねぇよ！
てかヌナと同室で写真盗撮されることくらい想定内だろ！」


うん、間違いなく想定内。


「…ヌナが昔、ドラマの監督さんに酷いこといわれてたって話聞いたじゃん？」
「え。まさかお前それに触れたの？一人で？勇ましすぎん？」


僕もウォヌヒョンに同意です。


「それにさ、あの鼻血事件のせいで俺、ヌナに
”ハニオッパから私を遠ざけて”なんてお願いされてさ」


キムミンギュ、同lineとして周りをよく見ることをおすすめする。


「ヌナが可哀想だし
ヌナのあの捻じ曲がった美的感覚の対象はハニヒョン何だと思うと悔しいと言うか…」


「ふーん、ミンギュそんなお願いされてたんだ」


漫画ならミンギュの頭上に”グキリ”の文字が浮いていることだろう。


「…は、はにひょ」


ちょーどハニヒョンは同室のミョンホが風呂に入ってる間遊びに来ていた。

今まで一言も発さずに、威圧感だけ無駄に出して一人掛けソファーに座っている。



「あぁそれでコンサートの時も邪魔されたのかぁ！なるほどね！納得！」
「…ヒョン、誤解です。僕はあくまでお願いされて」



もう無駄だと思うけどな。

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