苦しみ（HR ページ17
「違います。
僕は、ヒョンたちにいらない、って思われてこんな事してるんじゃないです」
「だから、いらないなんて思ってないよ！」
チャニヒョンが珍しく声を荒げた。
ヒョンたちは優しい。
僕が生まれてからこの十数年で出会った人の数なんて
世間からしたらほんのわずかだ。
そのほんのわずか、でヒョンたちに出会って
大切にしてもらって、大切にしたいって心から思って。
それはどれだけ恵まれたことなんだろう。
そう思うともう涙は止められなかった。
練習中だったのか、ヒョンたちは全員汗をかいてて、
邪魔しちゃったのかと思うと申し訳なくって立ち上がった。
「SEVENTEENに僕がいないほうがいいってことは、僕が一番わかってます。
いつ治るかも分からない。
治ってもまた今までどおり踊れるのはもっと先で
歌が下手なのはヒョン達みんな知ってるでしょ」
そう言ってウジヒョンを見たけど首を横に振ってくれた。
「じゃなくって、僕がいなくなろうと思ったのは、
ヒョンたちがデビューの事、教えてくれなかったから。
僕に、おめでとうございます、って…言わせてくれなかったから」
マネヒョンにデビューの事を聞いて、
最初に浮かんだのは『ヒョンたちにとって一番いい』って安心に似た感情だった。
でも、その次には僕は何にも知らないで、ただ病院にいて
それがヒョンたちを苦しめている、そのことへの罪悪感で締め付けられた。
「ヒョンたちの気遣いが、苦しいんです。
…僕が苦しいその倍、ヒョンたちも苦しんでることが、苦しいんです」
泣きすぎたせいで頭が痛い。
それに、点滴までしてもらったのにふらついてしまって
ハニヒョンにまた引き寄せられて膝の上に座らされた。
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ﾅｵ(プロフ) - さーさん» こんばんは。返信遅くなってしまいごめんなさい！コメントありがとうございます！そう言って頂けると書きたくなっちゃいます^^ (2019年9月22日 22時) (
レス) id: 46ad50699b (このIDを非表示/違反報告)
さー(プロフ) - とても大好きで続編が気になります！！是非見たいです！ (2019年9月15日 3時) (レス) id: 8dc79320d4 (このIDを非表示/違反報告)
じゅな(プロフ) - ﾅｵさん» 本当ですか？ありがとうございます^^ 大好きな作品の作者様に読んでいただけてるなんて幸せです〜！笑 お互い頑張りましょうね!! (2019年9月13日 22時) (レス) id: a407d442df (このIDを非表示/違反報告)
ﾅｵ(プロフ) - じゅなさん» コメントありがとうございます！温かいコメントを頂けて嬉しいです^^ じゅなさんの作品も以前から読ませていただいていて、応援してます^^ (2019年9月13日 22時) (レス) id: 46ad50699b (このIDを非表示/違反報告)
じゅな(プロフ) - すごく感動です！！ぜひ続編読みたいです！これからも頑張ってください！！ (2019年9月13日 22時) (レス) id: a407d442df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾅｵ | 作成日時：2019年6月6日 19時
