『ステキな勘違い』HS ページ14
全員揃うとダンス練習が始まって
ミョンホオッパとジュニオッパに教わった事を頭の中で唱えてた。
昨日より私のせいで音楽を止められることは少なくなったけど、その理由は分からない。
昨日より私のダンスがマシになったのか、
私にもう呆れたのか、
それとも…
さっき一瞬ホシオッパが顔を歪めた気がした。
もしかして痛いのかな。
そう思ってたらだんだん本当にそんな気がしてきて
休憩になった時にハニオッパに聞きに行く。
「ハニオッパ、ホシオッパが肩痛そうじゃないですか？」
ハニオッパはタオルに埋めていた顔を少し上げた。
「ん？どして？」
「前に肩痛めたオンニと同じ踊り方してて」
ハニオッパはそっか、って頷いてから
キョロキョロ辺りを見回して
「ホシや〜！うりコマが痛めたって！」
「…！私じゃなく「分かってる分かってる！」
焦る私にそっと
「ホシと一緒に救護室行ってあげて。
あいつフツーに言っても行かないから」
って耳打ちしてるうちにホシオッパがこっちに来た。
「A、痛めたの？」
「いや…はい」
「氷取ってくるから「私も行きます！」
「いやお前はここで「行きます！」
ホシオッパは不思議そうな顔をしたけどじゃあ行くか、って歩き始めた。
救護室には初めて入った。
練習室から階段を一階分降ったところにあって
製氷機の他にも棚には薬が所狭しと並べられていた。
「どこ痛めた？」
ビニール袋にホシオッパが氷を詰めていた。
「あの、実は痛めたんじゃなくて」
「…へ？」
「ホシオッパが心配で。
肩、痛そうにしてたので」
ぽかんとしたままこっちを見ている。
「ウェ？(なんで)
…なんでお前が俺の心配を？」
質問の意図がわからない。
「なんで、って…。
心配しないわけないじゃないですか」
「だって、俺のこと嫌いじゃ？」
「誰がですか？」
「お前が」
「…アニヨ(いいえ)？」
何を言い出すのこのオッパは。
「でも昨日、階段で俺から逃げたでしょ」
「あれは踊れなかった自分が嫌で、恥ずかしかったからで…」
「じゃあ俺のこと嫌いじゃないの？」
「…どうしてオッパを嫌え…わっ」
ホシオッパは製氷機をばん、って閉めていきなり私を引き寄せて背中に手を回した。
「良かった！ほんっとーに良かった！
うん、これで仲直りな！」
そもそも喧嘩していたつもりはないけど
上機嫌になったホシオッパと一緒に来た道を引き返した。
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ﾅｵ(プロフ) - なつみさん» こんにちは！嬉しいコメントありがとうございます！適当に終わらせあがって！って読み返して自分自身で思いました笑 嬉しいと言ってくださるだけでその倍私も喜んでおりますありがとうございます！ (2020年4月25日 9時) (
レス) id: 76734e0b15 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - 更新とても驚きました！でもすごい嬉しくて速読しました！笑 素敵な作品ほんとうにありがとうございました！！ (2020年4月25日 9時) (レス) id: e7385012aa (このIDを非表示/違反報告)
ﾅｵ(プロフ) - 新井さん» 光栄なお言葉すぎてもったいないです、、！私の拙い文章でそう感じていただけて嬉しいです！新井さんのご期待に添えるようこれからもお話考えていきます^_^ (2020年1月18日 3時) (レス) id: d086dd3e98 (このIDを非表示/違反報告)
新井(プロフ) - 初めまして、ﾅｵさんの作品全て拝読しております！どれもとっても良くて好きです。今回のお話も読んでいて心がギュッと締め付けられます…みんな幸せになれることを楽しみにしています。これからも応援してます！ (2020年1月13日 2時) (レス) id: fd7e7604ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾅｵ | 作成日時：2019年12月8日 0時
