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『 あんたなんか、消えればいいのよ!! 』
…っ、やめて、お願い
『 早く防弾少年団から消えろ!! 』
「 もうやめてってば!!! 」
目を開けると真っ白な天井
腕から繋がれた点滴
どれも見慣れない物ばかり
そして、驚いた顔でこちらを見る彼ら
ああ、今のは夢だったんだ
『 ちょっと、大丈夫?
大分うなされてたけど 』
「 うん、ごめん 」
『 いいのよ謝らなくて
はぁ…、ほんと心配したわ 』
「 ふふっ、ごめんね?オンニ 」
『 ったく、次はあんたが奢りね 』
こうやって私とオンニが話してる間
彼らはひとつも動かず
私達のやり取りを聞いていた
よく見れば全員じゃないじゃん
「 ねえ、オンニ
ご飯買って来てくれない? 」
彼らとだけにしてもらいたかったから
多分、オンニも気付いている
「 で、何しに来たんですか? 」
ここに居るということは
何か意味があるからだろう
まあ、嫌々連れて来られてるかもしれないけど
いつまでも黙って動かないまま
居られるのはこっちも嫌
『 …いや、特には、ない
お前の体調を見に来ただけだ 』
「 そうですか、見ての通り私は元気ですよ 」
本当にこれがメンバー同士の会話なのだろうか
お互いに目も合わせず
名前もよばず、敬語で話す
『 そうか、それならよかった 』
「 まあ、今更心配されても
意味無いと思いますけど 」
そう言うと驚いた顔をする彼ら
そりゃそうだ
ずっと黙ってた私がこう言うんだから
でも、今だけでもいいから言いたかった
たまたま暴力をしてくるメンバーが来てないし
今少しでも反抗したかった
『 ……もういい、ヒョン帰りましょ 』
怒らせてしまったのかな
彼はそう言うとすぐに部屋から出ていった
なんで私がこのぐらいのことをしただけで
そんな冷たい目をしてくるのかわからない
私はそれを毎日されてるんだよ
何されても我慢してるんだよ
なのに何で貴方達は許されるの?
「 彼、もう行きましたよ
早く帰ったらどうですか? 」
まだ突っ立ったまま残っている彼らに言う
すると、軽く頭を下げて出ていった
最初から嫌々来たのなら
来なければよかったのに
「 貴方は何でまだ居るんですか? 」
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れ(プロフ) - とっても好きです!!これからも無理ない範囲で頑張ってください!いつまでも待ちますので!応援しています!! (2020年4月6日 14時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
ストロベリー - 自分の友達も今、イジメのような感じの事をされていて、とても辛いです。だから、このお話のなかでは、グクに頑張って貰って、現実は、私が頑張ります!!更新待ってます!! (2019年4月22日 15時) (レス) id: afcf63bafd (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 更新まだですかぁぁぁ?待ってますよぉぉぉ (2018年5月22日 16時) (レス) id: c411ab5f98 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ - 続きが気になります!!!更新お願いしますm(_ _)m (2018年4月3日 18時) (レス) id: 95804352df (このIDを非表示/違反報告)
リウ(プロフ) - 続きがきになります。 (2018年2月28日 22時) (レス) id: 43c4d03b73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:I | 作成日時:2018年1月20日 14時