- ページ30
時計の音が響いた。
そして、鳴るはずもない鐘の音。
気がつけば、元の時計台の場所に立っていた。
｢お疲れ、上手くいったんじゃない？｣
｢3年前となると全然弱かったんちゃう？｣
そう兄さんと大先生が呟いた。
そして、Aくんも笑う。
｢なんか楽勝やったわ。3年の成長感じてまった｣
｢やっぱ技術は進歩してるんやなぁ。セキュリティがガバガバやったわ｣
｢守りが薄いところが所々あったのがあの頃の課題点ですね。伝えればよかった…｣
各々言いたいことをぶつけた。
それは、安心からか。
全員で笑い合う。
Aくんも涙を浮かべていた。
｢ほんま、ありがとう｣
全く、それはな。
｢俺らの方がお礼言わなあかんねん｣
_______________Aくん、ありがとうな。
そう言って頭を撫でた。
まだまだ俺達からしたら幼い子供。
｢A、これからはもっと頼るんやで？｣
｢シャオちゃんの言う通りや。俺たちの方が歳上なんだから安心して任せればええんやで｣
シャオロンと大先生が言う。
｢大先生が言うなんて珍しいなぁ｣
そういってコネシマが笑った。
今まで通りの日常が戻ってきた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 182人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
秋扇(プロフ) - 甘蜜蜜華(精神安定剤())さん» ありがとうございます…！そう言っていただけて嬉しい限りです、！ (2021年3月2日 13時) (
レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - 泣きました。好きです。大好きです。 (2021年2月28日 1時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
秋扇(プロフ) - ソーダさん» 恐縮です…、そう言っていただけて本当に嬉しいです。応援ありがとうございます、頑張ります…！ (2020年9月29日 15時) (レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - ループ系の作品は複数読みましたが、この作品はその中でも群を抜いて素晴らしいと思います。emさんが賢すぎてハッとしました。よく考えつきますね・・・これからも応援しています。 (2020年9月29日 15時) (レス) id: 212151c141 (このIDを非表示/違反報告)
秋扇(プロフ) - ノルンさん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます…！ いえ、好きと言ってくださるだけで十分でございます、本当にありがとうございます…！ (2020年9月28日 22時) (レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：秋扇 | 作成日時：2020年8月17日 23時
