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そのまま、自室に戻った。
ゾムさんはやることがあるようで、名残惜しそうに送ってくれた。
気がつけば恐怖心は薄れていた。
色々なことがありすぎて、疲れていただけなんだ。そう自分に言い聞かせた。
未だに脳に谺する嫌な記憶。
ベッドに身を委ねるようにして、目を瞑る。
受け入れてしまった。
でも、それによってもしかしたら皆が早く帰して貰えるかもしれない。
本当に、自分はそう思って頷いたのだろうか。
否、ただ無償の愛情が、欲しかっただけなのかもしれない。
後悔と諦め。
そして、_______________。
そのまま思考を投げ出して何度目かの眠りに落ちた。
もう、考えることを止めたかった。
ゆっくりと眠気に攫われる。
次に目が覚めた時には既に部屋に光が差し込んでいた。
そして、隣には最初と…、ここに来た時と同じように青色が、大先生と呼ばれる人が眠っていた。
正直この人には、いい記憶がなかった。
｢……ぁ…おはよぉ｣
｢…おはようございます｣
｢起こしてくれたら良かったのに…｣
｢いえ、……あの…何故、｣
ここに、と問う前に言葉が重なる。
｢鬱、って呼んでくれへん？大先生でもええけどそれは愛称やろ？やっぱ名前で呼んで欲しいねん｣
そう呟いた。
どこかシャオロンさんと似たような感覚に陥る。
｢そ、うですか…鬱さん、でいいですか？｣
｢ええで。…シャオちゃんも直ぐに仲良くなっとったみたいやから…｣
そう拗ねた顔をした。しかし一変。
ゆっくりと口に弧を描いた。
｢でもな、今日は俺がAちゃんと一緒におる日やねん｣
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優兎 - ファァァァァァ!!!!!!!!!(至福のブリッジ) (2021年9月11日 20時) (
レス) id: c9c6e784ca (このIDを非表示/違反報告)
秋扇(プロフ) - おれたぬきさん» コメントありがとうございます…！ 楽しんでいただけているようで何よりでございます、これからもどうぞよろしくお願いします…！ (2020年10月4日 19時) (レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
おれたぬき - はぁ…(幸せのため息) (2020年10月4日 19時) (レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
秋扇(プロフ) - 奏さん» 恐縮です…ありがとうございます…！ 今後とも楽しんでいただけたらと思います！ (2020年8月29日 8時) (レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - くぁwせdrftgyふじこlpgz4nb旗NASA((((((神すぎて語彙力が亡くなりました (2020年8月29日 8時) (レス) id: 31caf2c9fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋扇 | 作者ホームページ：https://odaibako.net/u/sasamegoto0401
作成日時：2020年8月13日 23時
