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ここに来て初めての一人の時間かもしれない。
一人でいたいのに、一人を実感したくない。
部屋から出て好きに移動していいなんて言われたけど、怖くて移動もできない。
ゆっくりと、ベッドから足を下ろす。
巻かれている白が目立つ。
……本当に、私を傷つけたのか。
でも、それでも良かった。
日向ちゃん助かってくれたら。
周りを見渡す。
きっと、ここが私の部屋になるのだろう。
｢…………部屋、綺麗だな｣
初めから準備されていたかのような揃い様。
色々なぬいぐるみも置かれている。
綺麗な木製のテーブルに、クローゼット。
中には可愛らしい服が並んでいる。
生憎、このような可愛らしい衣装を持っていないため、着方が分からないが。
ここでは自由にしていいということだろう。
でも、
_______________ずっと、見とったんやで。
何処かから、監視されているのだろう。
何もしないまま暫く経った。
すると、小さくノックが聞こえた。
｢…はい、｣
正直出たくはなかった。
しかし、全く知らないところ…敵の陣地に一人でいるのは、嫌だった。
扉を開けると、立っていたのはニット帽を被った青年だった。
開けて貰えたことが嬉しかったのが、笑みを浮かべている。
｢遊びに来たで｣
入ってもええの？と。
しかし、返事をする前に部屋に入ってしまう。
もとより断るつもりはなかったが。
だけど、警戒心は、解けなかった。
その笑みの奥にきっと、何か隠されているのだろう、と。
あれ……、私ってこんなに疑い深い人間だったっけ？
随分、人間不信になってしまった。
こんなに、人と話すことが辛かったっけ？
でも一人でいたくない、なんて矛盾を抱えて。
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優兎 - ファァァァァァ!!!!!!!!!(至福のブリッジ) (2021年9月11日 20時) (
レス) id: c9c6e784ca (このIDを非表示/違反報告)
秋扇(プロフ) - おれたぬきさん» コメントありがとうございます…！ 楽しんでいただけているようで何よりでございます、これからもどうぞよろしくお願いします…！ (2020年10月4日 19時) (レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
おれたぬき - はぁ…(幸せのため息) (2020年10月4日 19時) (レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
秋扇(プロフ) - 奏さん» 恐縮です…ありがとうございます…！ 今後とも楽しんでいただけたらと思います！ (2020年8月29日 8時) (レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - くぁwせdrftgyふじこlpgz4nb旗NASA((((((神すぎて語彙力が亡くなりました (2020年8月29日 8時) (レス) id: 31caf2c9fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋扇 | 作者ホームページ：https://odaibako.net/u/sasamegoto0401
作成日時：2020年8月13日 23時
