【名探偵コナン】僕の幼馴染はFBIと棋士と高校生探偵で想い人は公安警察官

高校生と公務員【現在】 ページ7

そう言ったイケメンは
あたしの身体を観察し始めた。

別に変な意味でも変な目付きでもなく、医者の様な目付きで。

「もう一度、ごめんね」

そう言ったイケメンは別に変な触り方やヤラシイ触り方でなくまたまた、医者のような手つきで観察をしていた。

「筋肉痛、手足がつる、筋肉が痙攣するなどの症状はありますか??」

「いえ、特には。強いていけば昨日の部活の筋肉痛があります」

「なるほど。では、熱痙攣ではなさそうですね。さっき見させてもらったところ体温が高いこともなく、意識もはっきりしていますし、僕の呼びかけにもちゃんと答えてくれてるし、言動に不思議もないので熱射病でもないでしょう。ひとまずは安心です」

このイケメンの正体は医者……？
でも、なんか違う。
外科医は指にメスや縫合の糸の跡がつくらしいけど、付いてないし、まぁ、今の診断は外科医の仕事じゃないし。
ま、知識の広い医者もいるけど。

いやいや、最近は民間でも講習受けられるし、消防署とかが指導してくれて、
じゃあ彼は消防隊員？

「では、最後に眩暈や全身倦怠感、悪心や
頭痛はありますか?? 嘔吐はされてなかったと」

そういえばさっきからクラクラ。
倦怠感もあるかも。

「大丈夫ですか!?」

イケメンさんの顔がどアップに。

ひえええぇぇ。
別の意味でクラクラなンすけど。

座ってたベンチは前に机があるものの後ろに背もたれはなく、イケメンさんはあたしの隣に座ってくれていて、覗きこむ為にお互い少し向き合う感じだったもので、
話題を変えよう。まずい。本気で倒れる。

「あの、イケメ……お兄さんは何をされているんですか？」

「僕の事なんか聴いてどうするの？」

初めて、少し砕けた言葉になんかキュンとした。

「お、お礼したくて！ ご自宅ダメでしたら勤務先にでもお送りしようかと……!!」

するとイケメンは少し残念そうに微笑み、

「ごめんな、俺はしがない公務員なんだ。公務員はそういうの厳しいから」

あぁ。それを口実に仲良くなる作戦が……

「わっかりました……」

「気持ちだけでも嬉しいよ」

もう一歩踏み込んじゃえ。

「公務員というと……」

「なんだと思う？ 当てられた人はいないんだ」

ほぼほぼ先生、ではない。
先生はこんな恰好しないし(彼はカッコいい革ジャン的な黒っぽいカッコいい恰好をしていた)金髪だし。

さっきの消防士説？
でも消防士って金髪でいーの？
それに多少火傷するって聞いたような……

となると思いつく公務員は……

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