織姫と彦星3 【七夕特別ver.過去】 ページ19
「いいか? 2人とも。俺はお前達が小学生になったらアメリカへ行く」
真純はお母さん達の会話をたまたま聞いてしまって、知って、それをAに伝えていたから2人とも知っていたけど、本人から聞いたのは初めてだった。
「うん……」
「いいか? 俺がいなくてもちゃんと勉強するんだぞ?」
「うん!」
2人で決めた。
秀兄も悲しいんだ、きっと、だから僕たちが泣くわけにはいかない。
「僕たちから秀兄にプレゼントだよ!」
「あ、A、今、僕って言った!」
「え?」
「ははは。ん? プレゼント?」
「うん!」
七夕で作った飾りを少し応用して、メダルのようなモノを使った。
「FBIってお仕事頑張ったらこーゆーのもらえるんでしょ? 頑張って本物見せてね!」
「あぁ。でも俺はこれより嬉しいメダルが手に入るとは思わないよ」
「?」
「?」
幼稚園児の2人はわからないが秀吉わかったようで、微笑んでいた。
それをみた秀一は少しムッとして秀吉を睨んだ。
それを感じた秀吉は慌てて話題を逸らした。
「ぼ、僕にはないのかな、?!」
「あるよ!」
「ほんと!?」
「うん!」
はい!
と、秀吉に渡した。
「ラーメン?」
「うん! この前、幼稚園でお店やさんごっこで作ったのをマネして作ったの。チュウ兄はラーメン好きってぱぱが言ってたから」
「そっかー! ありがとなー!」
「あ! でも、食べちゃダメだからね!」
「そそそ! 先生が言ってた!」
可愛いな。
どう見ても偽物だから食わないよ。
とは言わずに
「食べられないのかー! 残念だなぁ、でも2人が作ってくれたのはもったいなくて食べれないからちょうどいいや!」
そう言って4人はまた笑った。
「あ! 流れ星!」
真純が空を指す。
「綺麗!」
「お月様も綺麗だねぇ」
「いいか、2人ともその言葉は本当に好きな人にしか言っちゃいけないんだ」
「え?」
「告白だからね」
「え?」
幼稚園児にはやはり難しいようだった。
「大きくなればわかるさ」
「またそれだ……」
「まぁまぁ、ほらまた星が流れたぞ」
4人は願い事を心の中で呟いた。
声に出すと叶わないらしいから。
A-ずっとみんなと仲良しでいたい。
真純-みんなと離れたくない。
秀一-真純や秀吉、Aちゃん達に危機が及ばぬよう
秀吉-秀兄がムチャしないように、
あ、あと、将棋で飯食いたい。
4人が願った事は叶うのか。叶わないのか。
それは誰にもわからないー
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英 優美(プロフ) - 一夜さん» 誤字すいません 汗 ありがとうございます!! 頑張って更新していくのでこれからも応援してくださると嬉しいです(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年4月19日 15時) (レス) id: b3edc07717 (このIDを非表示/違反報告)
一夜(プロフ) - 所々ある誤字が気になります、でも作品自体はとても読みやすくて凄く面白いです!更新楽しみにしています!頑張ってください! (2017年4月19日 12時) (レス) id: 51c5ddc8ab (このIDを非表示/違反報告)
秋瀬麗香 - 私は「」の前に名前つけないほうがいいと思いますよ。名前をつけるのはいわゆる台本書きというもので、あくまでもこれは小説なので。名前がついている作品は誰が話しているのかわからないからつけているので区別がつくこの作品には必要ないと思います。 (2017年2月26日 15時) (レス) id: 128b0735b5 (このIDを非表示/違反報告)
あいり - アドバイスなんですけど、「」の前に、名前を表示したほうがいいと思います。私、2年くらい読んでいるんですけどほとんどの小説は「」の前に名前が表示してあったので・・・・・ (2017年2月2日 16時) (レス) id: b20c59240a (このIDを非表示/違反報告)
英 優美(プロフ) - ありがとうございます!! これからも頑張って更新していくので引き続きご愛読頂けると幸いです(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年11月8日 23時) (レス) id: b3edc07717 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:英 優美 | 作成日時:2016年6月26日 0時