織姫と彦星【七夕特別ver.過去】 ページ17
「真純!」
「A!」
真純とAはお互いを呼びあった。
今日は特別な日だ。
「短冊になんて書いたのー?」
「せーのでいお!」
「うん!」
「ずーっと、ずーっと、僕とAと秀兄とチュウ兄が、幸せでいれますように! Aとずっと友達でいられますように! 」
「ずっと、Aと真純と秀兄とチュウ兄が幸せでいられますように! 真純とずっと、友達でいられますように!」
同時に言って、殆ど変わらない声が聞こえたものだから、2人とも吹き出した。
「今日はあれだよね、秀兄とチュウ兄と小川に行って蛍と天の川見るんだよね?」
「うん! 楽しみだな!」
今回は親の承諾済みだった。
前回のでお互いちゃんと確認し合うと決めたようだ。今更だが。(もちろんAは父親が)
「その後のお泊まり会も楽しみだね」
「うん!」
その日は、真純の家にお泊まりだ。
次の日は火曜日で幼稚園の日だけど、
先生に話して、送りは真純ママにしてもらったのだ。
「お泊まり会〜お泊まり会〜」
お迎えには秀兄が来てくれた。
「「秀兄〜〜!!」」
2人は秀一に飛びついた。
「やぁ、真純、Aちゃん。幼稚園は楽しかったかい?」
「うん!」
「お願い事書いたよ!」
「ほぉ、2人はなんて書いたんだ?」
さっきは言えたのに今度はお互い恥ずかしくて、
「秘密!」
「内緒だよ!」
と、はぐらかしたのだ。
秀一はふわりと笑い
「まぁ、良い。よし、うちにくるか」
「うん!」
秀一は2人と手を繋いで乗ってきた車に向かう。
2人とも秀一の車に乗るのが好きだった。
秀一の車はAの家の車や幼稚園のバス、他の車とちがって左にハンドルがあった。
そして、その助手席に乗るのが2人とも大好きだった、
いつもはじゃんけんか行きと帰りでチェンジだったのだが、その日は2人で後部座席に座った。
「珍しいな、今日はじゃんけんしないのか?」
「うん!」
「今日は内緒のお話するの」
ねぇー! と微笑んだ2人。
秀一は純粋な子供は良いなと思った。
これから行こうとしている事が事だけに。
「どうしたの? 秀兄、顔、怖いよ?」
「やな事あった?」
だめだな、子供にまで悟られた。
もっと、表情に磨きをかけないと。
秀一は思った。そして2人の園児には
「ごめんな、昨日観たテレビの事を思いだしてちょっと嫌な気分になったんだ」
「あ! 仲間って刑事ドラマ?」
大流行中の刑事ドラマの名をあげたA
「そう。犯人の動機が許せなくてな」
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英 優美(プロフ) - 一夜さん» 誤字すいません 汗 ありがとうございます!! 頑張って更新していくのでこれからも応援してくださると嬉しいです(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年4月19日 15時) (レス) id: b3edc07717 (このIDを非表示/違反報告)
一夜(プロフ) - 所々ある誤字が気になります、でも作品自体はとても読みやすくて凄く面白いです!更新楽しみにしています!頑張ってください! (2017年4月19日 12時) (レス) id: 51c5ddc8ab (このIDを非表示/違反報告)
秋瀬麗香 - 私は「」の前に名前つけないほうがいいと思いますよ。名前をつけるのはいわゆる台本書きというもので、あくまでもこれは小説なので。名前がついている作品は誰が話しているのかわからないからつけているので区別がつくこの作品には必要ないと思います。 (2017年2月26日 15時) (レス) id: 128b0735b5 (このIDを非表示/違反報告)
あいり - アドバイスなんですけど、「」の前に、名前を表示したほうがいいと思います。私、2年くらい読んでいるんですけどほとんどの小説は「」の前に名前が表示してあったので・・・・・ (2017年2月2日 16時) (レス) id: b20c59240a (このIDを非表示/違反報告)
英 優美(プロフ) - ありがとうございます!! これからも頑張って更新していくので引き続きご愛読頂けると幸いです(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年11月8日 23時) (レス) id: b3edc07717 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:英 優美 | 作成日時:2016年6月26日 0時