降谷さんの妹は魔女でした。

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で、またしても暇になる。もういっそのこと事件覚悟で外に出て、コナンくんに本を返しに行くか…

いや、でも久しぶりに猫の姿で気ままに過ごすのもアリだ。なにせ猫だといくらでも寝れる。一日中だって寝れる気がする。


そういえば、以前猫の姿でお散歩していてコナンくんと愉快な仲間たちに会った時のことを覚えているだろうか。(7話参照)

コナンくんと哀ちゃんが二人で話していたやつだ。あそこで哀ちゃんがコナンくんに「工藤くん」と言っていたことを。

今思い出した。これすごく気になるやつだ。なんで、今まで忘れていたのかと言いたい。

『これは急いで調べなければっ！』

そうと決まれば早い。アニメーガスで猫になり、早速家を飛び出す。鍵はオートロックなので安心。



え？さっきまで家でたくない〜とか、事件やだ〜とか言ってなかったかって？そんなこと今となってはどうでもいい。

なんだって私は思い立ったらすぐ行動する。が長所だから！(友達にそう言ったら「それって短所って言うんだよ」と心優しく教えられたことなんて知らない。断じて知らない。)


◇◇◇

てくてく歩く。今思った。彼らに会うためにはどこに行けばいいのだろう。学校だろうか。それともポアロ？博士のお家？…

でも私がいることがまたバレたら元も子もない。

蘭ちゃんら女子高校生や、歩美ちゃん、光彦くん、元太くんたちに会ったら騒がしくなって絶対にバレる。なんとしてでも阻止しなければ。

ん？そもそもこれってハリーに透明マント借りて盗み聞きすればいいだけの話じゃ…とかは思ってない。大丈夫。自力で頑張るから。と、自分を励ます。

私の長所(友達には短所と言われた)のせいだ。お兄ちゃんはすっごく計画的なのになぜ似なかったのかなぁ？なんて考えるとは結構ある。

まあもういっそのこと、普通に後をつけよう。と思ったAでした。

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