降谷さんの妹は魔女でした。

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コナンくんと、シャーロックホームズの話をしながら歩いていると、いきなり前方から中年くらいの男性が走って来た。

しかもその手には、ナイフが握られている。

「邪魔だっ！どけろっ！」

叫んでいる。周りには、小さな子供たちもいるので危険だ。コナンくんが走りだそうとする。でも、コナンくんは、まだ子供だ。いくら子供っぽくないにしても。

『コナンくんっ、ここは私に任せて』

「えっ、でもアイツはナイフ持ってるから、危険だよ！」

『コナンくんは、まだ子供でしょう？大人しく待ってなさい！』

「Aお姉さん！」

『大丈夫』

そう言い、ナイフを持った男に向かって駆け出した。他の人は怖かったり、警察に通報しようとしたり、さらに小さな子は泣き出していた。

『許せない！小さな子まで怖がらせて、一体何がしたいの！』

その男は、足を止めた。

「何がしたいかだって？このつまらない世の中を変えてやるのさ！！つまらない、つまらないっ！ああ、退屈だ！ほら！避けろ！刺されたいのか？」

本当に馬鹿な奴だ。

『世の中がつまらない？何を言ってるの！何のために他の人を巻き込む必要があるっ！
お前がつまらないからと言って、こんな事していいと思ってるのか？ふざけるなっ！』

「ええい！煩い！こうしてやる！」

男は、ナイフをこちらに向け、走って来た。
みんなが息を呑む。「Aお姉さんっ！」コナンくんが叫ぶ。

「この！」

『ふんっ！馬鹿な奴め』


私は、こちらに向かってくる男の手を捻り上げ、ナイフを落とす。

そして、それに動揺してるところを背負い投げをする。

ダン！

男は、床に伸びていた。

『くだらないことを。ふざけやがって…

あ、コナンくん警察は呼んだ？ごめんね、行くの遅くなっちゃうね』

「え、あ、うん。呼んだよ。それよりすごいね…Aお姉さんやっつけちゃうなんて。どこで覚えたの？その技」

『昔、兄が覚えておくに越したことはない、って教えてくれたんだ。役に立ってよかったよ』

すると、どこからともなく拍手が起こった。

「ありがとう」「お姉さん！かっこいいね！」

などと、声が聞こえた。

『いえ、そんなことありません。みなさんに怪我が無くて良かった』

なんて、言っていると

「こ、この野郎！」

さっきの男が懲りずにまたこちらにナイフを向けて起き上がった。

「よくもっ！笑い者にしやがって！」

笑い者にした覚えはないんだけど。


すみません文字数が！なので次。

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