2月,01 ページ3
_____『好きです。...あの、絶対幸せになりますからっ、付き合ってください!』
『!!......くふ、僕でよければ喜んで』______
ふと思い返すと、ほんの昨日のように思えてくるセリフと会話。
我ながらオーソドックスな告白文だとは自覚しているけれど、少しばかりか日本語がおかしいのは置いといて。
その場の雰囲気、想像もつかない緊張は、今になっても鮮明に覚えていた。
昨年の2月27日。
仕事先で出会った私たちは、お互いすぐに恋へ落ちた。
私の場合は一目惚れ。
告白してOKもらって。
交際へ発展するまでは早かったし、親からの後押しもあって同棲までスムーズに進むことができた。
一緒に笑って、一緒に泣いて。
いつだって同じ時を過ごしてきた。
月日は流れ、ついに今日は2月27日。
カレンダーを見れば、一目見てわかる「記念日」の文字。
それはカラフルなマーカーで彩られて、色味のないカレンダーには一つくっきり浮いていた。
今日私たちは、付き合って一年になる。
『ころちゃん、おはよ』
「んぅ.......おはよぉ、つむつむ...」
『...え?』
そこに居たのは、5才児になった彼氏だった。
は?
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てぃーえす(プロフ) - わーー (2022年12月19日 16時) (レス) @page1 id: 7883346acb (このIDを非表示/違反報告)
おむ(プロフ) - 青月さん» ありがとうございます!!そうおっしゃっていただけて光栄です!!! (2022年6月11日 17時) (レス) id: c2be7f0ade (このIDを非表示/違反報告)
青月(プロフ) - こんにちは!面白かったです…!推しが幼児化なんて最高ですね!更新頑張ってください! (2022年6月11日 14時) (レス) @page4 id: f84a20cb2a (このIDを非表示/違反報告)
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