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3話 ページ5
【A】
教室内がいっそう騒がしくなった
女「え!?うそ....愛蔵??」
女「やだ、超かっこいい!!」
女「キャーっ!!」
そんな声があちこちからあがる。
私は気まずくなって急ぎ足で自席に座った。
『(もう、すっかり有名人だな....)』
チャイムの音が鳴り始め、それぞれの席に戻って行く。
『(さっきの女の子が言ってた警察署から出てきたってどういう事なんだろう...?)』
そう、考えてたらHRの時間を知らせるチャイムが鳴り、白衣を着た先生が入ってきた。
咲「はいはい、席につきましょー」
生徒たちが席につくと、ようやく教室が静かになった
咲「今日から、このクラスの担任になった、明智咲です。担当は古典だから、よろしくー」
『(明智先生ってお兄ちゃん達の担任だった先生だ)』
＊〜＊〜＊〜＊〜＊〜＊〜＊〜＊〜＊〜＊〜＊〜＊〜＊〜＊〜＊〜
入学式の後、HRが１時間ほどあり、初日はそれで終わった。明日は身体測定だ。
階段を降りて下駄箱に向かっていたら男女の声が聞こえた。
愛「これだから、女は嫌いなんだよ」
ひ「ちょっと待っ.....」
愛「ついてくんな」
そんな会話が聞こえた。
『(そうだよね....女嫌いだもんね愛蔵は...戻れるわけないよね)』
愛蔵の言葉が何度も頭のなかにリピートされる。
『あっ!!雛と虎太朗待たせてたんだった！』
私は急ぎ足で門に向かって走った
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作者名：りる | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/141104261/
作成日時：2021年1月23日 9時
