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9話 ページ12
【A】
虎「雛が毎日、練習したり、朝も走り込みしてたのは知ってるから言ってんだ」
雛が日々努力をしてるのは幼なじみだから私もしってる。虎太朗の言葉に私も頷いた。
虎「ほら、Aだってそういってんだろ?なんで、そんなに自信がねぇんだよ。努力しても、かなわないかもしれないからか?だからって雛が今までやってきたことが無駄になるわけじゃないだろ?」
雛「そんなこと、分かってるってば」
虎「抜かれたら、また抜き返せばいいだろ。そのために、やってんじゃねぇのかよ。自分よりうまいやつなんて、いくらでもいるだろ」
虎太朗の言葉に私も考えさせられる。
『っ!雛』
雛「もういいっ!」
虎「よくねーよ!」
耳をふさいだため手から離れた傘が、地面に転がった。
雛の手首を掴み耳から引き離したため、二人の距離が近くなった。
虎「うしろなんかむくな。そんなのやっぱり雛らしくない。」
虎「あっ...わっ、わ、悪い!!」
虎太朗が急に動揺したように声をあげて、パッと雛の手首を放した。
雛「...っw」
雛「なにあせってるの?」
虎「べつにあせってねぇし!とにかく....」
虎「がんばれよ....」
雛「うん...」
そう言って雛は吹っ切れたような顔をしていた
虎「でも、やっぱ....雛はメソメソするんだな」
雛「メソメソなんてしてないっ。ただ...ちょっと、悩んでただけですーっ!」
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作者名:りる | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/141104261/
作成日時:2021年1月23日 9時