伊:お星様にお願い事 ページ3
「Aちゃん助けてー！ルートがいじめるよぉ！」
「え、えぇ？フェ、フェリちゃんヘタレなんだから、いじめちゃダメだよルート！」
「ヴェー！Aちゃんまでぇ！」
フェリちゃんが顔を真っ赤にして怒る
「ご、ごめんね！ヘタレじゃないよ！ね、ルート！」
「あ、あぁ！悪かったな、お前はヘタレじゃないぞ！」
「うそだー！」
普通に許してもらえて、またお願い事を考える。
「よし！俺、決まったよ！」
「何々？」
「Aちゃんには教えないよ！」
教えないと言われると余計に気になるのが人だ
「意地悪しないで教えてよー」
「やだよーだ！それに、意地悪はAちゃんだよ！あっ、ルートには教えてあげるね！」
小さな子の内緒話のように、耳元に手をあてて話す二人
「あのね、＿＿」
「そうか、叶うといいな」
なんだそれ
ルートが優しく笑うと、フェリちゃんもにっこりと笑う
ルートが羨ましい、ルートになりたい。
私もフェリちゃんの内緒話を聞きたいのに。
「ルートずるい……」
私のお願い事も決まった。
「私も決まったよ！教えないけど！」
「あー！Aちゃんの意地悪！」
「さっきのお返しだな、俺も教えないぞ」
「えぇ！俺は教えたのにー！」
「教えてくれないフェリちゃんが悪いんだよ！」
「教えてよぉ！」
フェリちゃんともっと仲良くなるんだ
「そろそろ帰るか」
どうやら帰るみたいだ
「まだ終ってないよ？俺もう少し見てたいよ」
フェリちゃんには悪いけど、私も寒いし早く帰りたい
「私も寒いし、お家帰りたい」
「えー……じゃあ、帰る？」
「うん、帰ろう」
「なら支度をしろ、草が付いてたいらちゃんと払って落としておけ」
ルートの指示に従って、スムーズに支度を進める
「隊長ー、毛布が入らないであります！」
「畳んでから入れろ！」
「隊長ー、早く帰りたいであります！」
「帰るからさっさと支度をしろ！」
帰りは行きよりもさらに寒い。
「雪でも降りそうだな」
どうせ寒いなら、雪でも降れば素敵だろうと私も思う。
「うわぁ？！」
ズザァっと、派手に転ぶフェリちゃん
「フェリちゃん大丈夫？！」
あわてて近寄り、フェリちゃんの手を取って立たせる。
ルートが救急箱を装備してこちらに来る。
「怪我は無いか？」
「だ、大丈夫だよ」
「フェリちゃんは危なっかしいなぁ」
「Aちゃん、ありがとう！」
冬の夜空に光が一筋、キラリと光った＿＿
＿＿お星様お願いです。私を、フェリちゃんの一番仲良しにして下さい。ルートよりももっとずっと
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- 健康運: ★★★★★
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そら色ぱんだ(プロフ) - イチゴフラペチーノさん» コメントありがとうございます。その言葉を待っていました！後でフェリちゃん視点の話を書く予定ですのでそちらで分かると思います。でもヒントを出すとしたら、フェリちゃんのお願いは絶対叶いますよ。 (2017年8月5日 11時) (
レス) id: a29f2cd473 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴフラペチーノ - フェリちゃんが主人公のお話でフェリちゃんとルートが何をお願いしたのか気になります！ (2017年8月5日 0時) (レス) id: e3c16ab556 (このIDを非表示/違反報告)
そら色ぱんだ(プロフ) - 小夜さん» ありがとうございます！その一言でやる気が溢れてきます！ (2017年5月14日 12時) (レス) id: 115534a937 (このIDを非表示/違反報告)
小夜 - とても面白かったです！頑張ってください (2017年5月12日 23時) (レス) id: 1ce20541ad (このIDを非表示/違反報告)
そら色ぱんだ(プロフ) - maoさん» それはよかったです！ありがとうございました！ (2017年4月30日 12時) (レス) id: 115534a937 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら色ぱんだ | 作成日時：2017年2月19日 3時
