【wt】書く予定のない短編 (ページ7)

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⿴⿻⿸ hnzkくんと勘違い、2 ページ7

「ねぇねぇ次どのボス行く？」

そう言いながらこちらに身体を傾けてくるのは先輩のAAさんだ。
肩が触れあいそうな距離に心臓が大きく音をたてる。

おこがましいとは思うが俺はこの人のことが好きだ。

でもきっとこの人は俺が好きなんじゃなくて、荒船さんが好きなんだ。

「A先輩って荒船先輩のこと好きなんすよね?」

そう言うと先輩は驚いたような顔をしてぽかんと口を開けている。
やっぱり、そうなんだ。

最初は荒船先輩と一緒に話しているのを見ただけで、同じ学校の人なんだろうな、程度の認識だった。
でもそれから数日後に荒船先輩からA先輩を紹介されて、なんで俺、なんて思ったけどA先輩は俺がやってるのと同じゲームをやっているが始めたばかりで何をしたらいいのかわからないらしく、俺に教えて欲しいという事だったらしい。

なんだかんだ協力プレイがメインで素材集めとか一緒にやってくれる人がいると助かると思って俺も最初は教えながらやってた。

けど途中からもしかしてA先輩は荒船先輩に会いに来てるんじゃないかと思うようになった。

理由とか根拠はないけど何となくそんな気がした。
俺といる時は大抵挙動不審なことが多い。俺の方が年下だからと言っても敬語だったりよそよそしくなる。
それなのに荒船先輩や穂刈先輩とは普通に話してるから、きっとゲームなんて言い訳で俺は荒船先輩に近づくためのダシにされてるんじゃないか。

応援しますよ、なんて言ったけど本当はそんなこと思ってない。

「……だる」

微かに残る先輩の残り香に苛立ちと悲しみを覚えた。

「…はぁ?」

A先輩が荒船先輩を好きだと思う、という話を同級生の佐鳥と太一にしたら少し予想外の反応が返ってきた。

「いやいやいや……え?」
「俺A先輩と話したことないけどそんなことないんじゃない?」
「佐鳥も太一に1票」
「なんでだよ」
「いや逆になんでだよ!」

なんでそうなるんだよ、と突っ込まれ少しイラっとする。
2人はA先輩と話したこともないのに。

文字数つらい。

思春期ボーイ
夢主のことが好き。だけど荒船を好きだと勘違いしてるぞ。違う、そうじゃない。自己完結すな。

ツインスナイプ見ました？佐鳥
半崎がモテてる事実が少し受け入れられてない。
夢主とは接点がないが見かけて可愛いとは思っている。恋愛感情はない。

世紀末ドジっ子ボーイ

本物の悪(お前はダメだ)
この子が入ると話がこじれる。