30話 ページ32
「ん〜、眠い！寒い！」
早朝の刺すような寒さで震え上がる。
なんでこんな朝から外に出てるんだ私は。
「おい早くしろよガキ」
「うるさいですぅ〜、ガキって言ってる松田さんもガキィ〜」
ガキって言われたことにだいぶ腹が立ったのでバカって言った方がバカ、みたいな子供っぽい返しをする。
一応私の方が年上だぞ、人生2周目だから。
「なんだとコラ！！」
「まぁまぁふたりとも、落ち着いて」
「うぃ〜っす」
「チッ」
「舌打ちひっど」
あはは、なんてふざけて返す。
「つかなんで今日こんな早くから連れ出されてんの？私冬休み終わって1週間よ？」
「ん〜、いやなんていうかまだ遊び足りなくない？」
「いや別に？確かに休めるなら休みたいけどさぁ。お前ら暇なん？暇なんか？」
「いや暇ってことはねぇけど…たまにはガス抜きも必要だろ」
「いやガス抜きすぎでしょ、引火してそこら火の海になるぞ??」
だって私冬休み中ほとんど君らと遊んでたからね??
「いやほんとにさ、どこ行くの?」
「どこ行きたい?」
え?なに?まさかのノープラン?こんな朝早くに連れ出されて?ちなみに今、朝の7時ね。
「帰って寝たい。切実に」
「そーかそーか海行きてぇか」
「ねぇ私いつ海言った？こんな寒いのに行くの？冗談でしょ、ねぇ」
「ったりめーだろ冗談だよ」
俺らも嫌だわ、と吐き捨てる
「じゃあ帰らせてよ…私今日6時に起き…起こされたんだけど」
「山でも行くか?」
「おいこら私の話聞けよ、凍死する気か？集団で」
「朝からニュースで流れちゃうねぇ」
笑うんじゃないそうゆう雰囲気になっちゃうだろ。
「え〜、じゃあ…日帰りでどっか行くなら温泉行きたい」
「お、いいなそれ!」
「欲張らなきゃ隣の県でもいいし丁度いいかもな」
「じゃあ温泉行くか!車出す?」
「電車でよくないか?」
「6人もいるし電車の方がいいだろ〜」
「どっちでもいいからはよしてくんね？寒い」
「じゃあ電車で行くか」
「おっけ〜、もちろん私の分のお金出してくれるんだよね?」
「もちろん！女の子の分は俺が出してあげる!」
「やった〜嬉し〜、萩原さんおっとこまえ〜」
「けんちゃん優し〜」
松田さんが便乗して文末にハートマークが付きそうな猫なで声をする。
正直言ってそれはキモイ、やめてくれ。
「お前の分出さねぇよ!!」
「いいだろケチんな!」
「あっはっはっはっおもしれ〜!」
あ〜おもしれ〜！こいつら一緒にいて飽きねぇわ！と思考放棄をした。たのしいね。
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明里香(プロフ) - こころさん» 承知致しました。丁寧なご説明有難うございます。頑張ってください。応援しています。 (2020年6月14日 16時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 明里香さん» ご丁寧にありがとうございます。年齢等に関しては作り始めた頃、警察学校組の時系列を詳しく把握しきれてなかったため原作と矛盾が生じたと思います。今後少しずつ書き直して辻褄を合わせようと思います。それまではそのような設定だと思い読んでくださると有難いです。 (2020年6月14日 13時) (レス) id: a5e5a050b5 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - すみません。気になることがあるのですが、警察学校組は大卒で入校していたはずです。原作では29歳で夢主とは2歳差で、この物語だと19歳で入校していることになりますが、この物語ならではの設定ということでよいのでしょうか？ 長々と失礼しました。 (2020年6月14日 12時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 私が死んだ日の話、誤字がありました。「打たれた」ではなく、「撃たれた」です。 (2020年6月14日 12時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
由羅(プロフ) - 面白いです。ただただ面白いです。どうしてくれるんですか？私爆笑しすぎて酸欠になりかけたんですけど。 (2020年2月9日 21時) (レス) id: a829207c12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こころ | 作成日時：2018年3月17日 2時
