君を見つけた日。【角名倫太郎】 (ページ4)

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03. ページ4

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知らない人をあんまり見すぎるのもなと思い、

視線をその人から自分のスマホへ移す

何となく聴いてた曲を変えようと思い
昨日銀島から教えて貰った曲を選んで聴く

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そうこうしているうちに
学校の最寄りの駅に到着していた

入口に目を向けると、
さっきまでそこに居た人物は
とっくに降りたようで既に姿はなかった

もし遅刻なんかして北さんの耳に入ったら
間違いなくあの正論パンチを食らう

さすがにそれだけは避けたい.....

自分も少し急ぎ足で駅のホームに降りた

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HRが始まる5分前に学校に到着し、
「2年1組」と書かれた教室に向かう

ガラッと音を立てて教室の扉を開くと

「おはよーさん」

と、近くの席に居た治が声をかけてきたから

「治、おはよう」

と、挨拶を返して窓側の1番後ろの自分の席についた

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昼休みになり、

「角名、いくでー」と治に言われ
いつものように隣のクラスの2組に向かう

2組の教室に入ると

「「おつかれさんー」」

治の双子の片割れの侑と銀島が俺らを待っていた

腹減ったわ～と言う治に、
お前はそれしかないんかっっ！と侑がツッコんで
双子は日常茶飯事の言い合いを始める

「あ、」

飲み物が無かったことに気づいた

「ちょっと購買行ってくるわ」

治「俺も弁当だけじゃ足らんからついてってええ？」

さっきまで侑とぎゃあぎゃあ騒いでいた治に、
よく聞こえてたなぁと思いながらも
一緒に１階の購買まで行くことになった

お目当ての物を各自購入して
2年生の階まで戻る途中の廊下で
今朝、電車の中で見かけた人物が
たまたま向こうから歩いてくるのが見えた

すれ違う時に何となく上履きを見ると
3年生だということが分かった

(学校でも眠そうだな...)

そんな事を考えながら、侑達の居る教室へ戻った

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※一応、上履きの色で学年が分かる設定です！

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