君を見つけた日。【角名倫太郎】 (ページ14)

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次の日

今日は朝練があるから早めに登校

ロッカールームに着くと
案の定、既に北さんは来ている

「おはようございます」
北「角名、おはようさん」

着替え始めると次々に部員が入ってきた

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朝練も終了し制服に着替え、
ロッカールームから出ようとした時

北「お、丁度ええとこにおった」

「...？何かありました？」

入口から入ってきた北さんに話しかけられた
今ここには俺しかいない
何となく少し身構える

北「そんな緊張せんでもええよ。怒るんとちゃうし」

「(ホッ...)どうしたんですか？」

北「これ2年の部員に配っておいて欲しいんやけど」

そう言って渡されたのは
ＧＷに行われる合宿の日程表

毎年行われる合宿の1つで、
今年は3日間あるらしい

北「朝練の後渡そう思っとったんやけど、
監督と話しとったら皆教室戻ってしもててな」

「あ、なるほど。渡しておきます」

北「すまんな、頼むわ」

北さんから人数分の日程表を受け取り
2年の教室に向かいながら目を通す

教室に着いてとりあえず同じクラスの治に渡し、
後は昼休みに渡すことにした

───────────

侑「ア＂アァァッカーーーンンンン！！！！」

こいつ、やりおった......

「....どうすんのコレ」
治「......俺は知らん」
銀「やってもうたなぁ.....」

北さんから貰った合宿の日程表に
侑が牛乳をぶちまけた

侑「角名アァァァ！！頼むっっっ！！！
もっぺん貰ってきてやぁぁぁぁぁぁ(涙)」

「なんで俺が」
侑「ほんま頼むっっっこの通りやぁぁっっ...！！
」
治「...普段の行いのせいやな」
侑「あ＂ぁ＂っっ？！」

双子が喧嘩を始めだした

「.....この借りは大きいから」
侑「っっ！！角名ぁぁぁぁっっっ！(涙)」
「チューペット、袋5個分で」

食べかけの弁当を急いで食べ終えて
ちょっと北さんとこ行ってくると伝え、
3年7組に向かった

女1「あれ？角名くんやない～？どないしたん〜？！」
女2「今日もかっこええねぇ～」

「あぁ、ちょっと用事で....」

3年生の階に行くと知らない女子の先輩達から
声をかけられて少々戸惑う
身長が周りよりデカい分、目立つらしい

ましてやうちのバレー部は兵庫では全国常連校

自分で言うのもあれだけどスタメンに入ってる部員は
学校ではちょっとした有名人だったりする

女子の先輩達をなんとかかわして、
3年7組の教室に辿り着いた

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