君を見つけた日。【角名倫太郎】 (ページ13)

今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:880 hit

12. ページ13

.

━━━━━━━━━━━━━

監督「おつかれさんー」

北「お疲れ様でした」

「「「お疲れ様でしたっっ！！！」」」

はよモップ終わらすでー

1年、ボール磨いときー

19時半

今日の部活も終わり全員で片付ける

侑「アア゛ァーーー疲れたぁぁぁーーー」

治「なぁ、帰り何か食って帰らん？」

侑「サム、また飯のことかいっっっ！」

ハードなメニューだったにも関わらず、
双子は今日もいつも通りうるさい

治「そや、角名、帰りコンビニ寄らへん？
今日おにぎり100円セールやってんねん」

「別にいいけど」

特に俺は特に用事はないけど一緒に帰るから
治の誘いに応じる

侑「俺もネギトロ巻食いたなってきたわー」

体育館の掃除を終えてロッカールームに戻り、
それぞれ帰る準備をする
上半身裸で騒いでいた侑が
後から入ってきた北さんに怒られていた

「侑は毎日北さんに怒られてるよね」

侑「ほんま、俺のメンタル筋肉痛やで...」

治「ツムは頭の方は使わんから脳ミソが筋肉痛に
なること一生ないんやない？」

帰り道双子と話しながらコンビニに向かう

侑「おっ！着いたで！俺が一番乗りやーっ！」
治「あ、ちょお待てやツム！」

そう言って走っていく侑を治が追いかける

双子の後にコンビニに入ろうとした時、
丁度お会計を済ませているひとに目が行く

そのひともらこちらに気づいたらしい

今日は随分と遭遇率高くない？

どうしたものかと思考を巡らせてると
向こうから軽く会釈してくれたので
こちらも会釈を返した

『こんばんは』
「こんばんは」

短い挨拶を交わしてコンビニを出る彼女

....初めて喋ったな
いや、会話って言っていいのか？

治「角名、知り合いなん？」
「北さんの同級生のひとだよ」

両手におにぎりを抱えた治に話しかけられる

侑「どんだけ食うねん、ブタんなってまうで？」
治「うっさいわ、消費するからええねん」

「ほら双子、帰るよ」

侑治「「おん」」

帰宅して飯食って風呂に入る

濡れた髪をタオルで適当に乾かして、
疲れた身体をベッドに預けた

今日も練習ハードだったなぁとか
あ、明日漢字の小テストだったとか
色々考える中で

(....明日も会えるんだろうか)

ふとよぎった自分の思いに
自分自身びっくりして、
よっぽど疲れてるんだなと思った

日課の体幹ストレッチしないとと思いつつ
そのまま思考を手放した

.