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咲病4△ ページ5

ななもりside
『やった』

そう言っていたずらっ子のような笑みを浮かべた彼女の周りにはやっぱり花

その幻想的な姿に少し涙が出そうになったり

あれ?、花、、昨日よりオレンジっぽい??

な「あのさ、同棲、、しない?」

気づいたら俺はそう口走っていた

『…いいの?』

な「うん、もちろん」

『したい…』

少しでも長く彼女と過ごせますように…

その2日後、Aは俺の家に住み始めた

『とりあえず、終わったね』

な「うん、じゃあコーヒー入れてくるよ」

『あ!いいよ!私入れてくる!!』

な「じゃあ、お願いしますw」

すると、彼女はこう口走った

『なーくん、死ぬことって怖い?』

な「え?」

『うん、死ぬこと、怖い??』

な「うーん、そりゃ怖いよね…でも、怖いとか死ぬのやだなって思って今を生きるより、楽しいこと考えて生きる方がいいと思うよ
Aは?死ぬのは怖い?」

『うん、すごい怖い
ちっちゃい頃考えたことがあるの、死んだら今こうやって考えてることが出来なくなっちゃうんじゃないか、じゃあそうなったら今の私はどこに行くんだろうって

何も無い空白の時間をただ過ごすのかなって考えたりすると怖くてたまらなかった』

な「そっか、、」

やっぱり、このことは言わないでおこうかか

な「というかどうしたの?」

コトンと入れたコーヒーを机に置き、彼女は正面に座る

『え?何が?』

な「なんで急に死ぬことなんて聞いてきたんだろうなって」

『えー、っと、なんか考えちゃって…』

な「そう、、」

いつもより苦く感じたコーヒーの味

----------✂︎-----------
同棲して3週間たった

彼女の周りの花はどんどん青に近づいてく

そして、今日完全な青になった

な「ねぇ、A、体調とか大丈夫??」

『ん〜、特にはない』

な「そう、良かった」

どんどん花が青くなっていくに近づいて俺の中ではやっぱり

咲病は嘘だ

という思いが大きくなっていく

彼女を思わず抱き寄せる

『どうしたの??最近なーくん甘えたさんじゃん』

な「いいのー、たまにはいいでしょ?」

『嬉しい』

な「ねぇ、俺眠いからねよ」

『え〜、いいよ〜』

そのまま2人で向かい合って布団に入る

な「ねぇ、Aは俺のどこが好きになったの?」

『えっ?!』

どんどん顔を赤くしていく彼女が愛おしくてたまらない
----------✂︎-----------
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作者名:おとぅふ | 作成日時:2019年1月23日 16時

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