精神が奇跡の復活を遂げたので、アニメの三期放映に併せ更新再開しようと思います ページ2
「……なんで君も居るの?不快なんだけど」
『掃除の班は仕方ないだろ……』
僕とAさんは、なんと掃除当番で一週間同じ場所を掃除する事になった。
ここでの経験がバタフライエフェクトとして未来に影響するなら、せめてマイナスからゼロ位にイメージ回復しておかないと……!
「早く掃除してよ。これからクラブ活動があるんだよ?君サッカー部の部長なんだよね。やる気無いの?」
……Aさん、子供の頃はこんなに刺々しい性格をしてたんだ。
『……鳴神さん、さっきはごめん……人違いしてたみたいだ』
「ご丁寧に下の名前まで間違えたの?」
う……痛い所を突くなぁ。
『そ、それより鳴神さん。六年の四宮先輩がまた何かやらかしたって知ってる?』
すみません四宮先輩、会話のダシに黒歴史使わせて貰います!
「あぁ、四年の後輩ぶん殴ったって話でしょ。知ってるよ、その場に居たもん。まぁ幸い見つからずにやり過ごせたけどね」
「私四宮先輩みたいなタイプ嫌いよ。なんか鼻につくし、自分の事ばかり考えて私達の事虫以下としか認識してない気がするの」
『それは違う!四宮先輩は確かに冷たい所があるけど、それは自分の放つ言葉で相手の事を傷つけたくないからわざと距離を置いてるんだ。そんな方法でしか優しく出来ない、不器用で可愛い人なんだよ!』
いくらAさんでも、四宮先輩を貶す事は許さない。
「……好きなの?四宮先輩の事」
何故かムスッとしてAさんが言う。
『いや、そういうのじゃない。四宮先輩には……幾度と無く助けて貰ってるから……それに、俺にはずっと前から好きな人が居るんだ』
「……好きな人って、誰よ」
女子って本当恋バナ好きだなーー!!
『教えられないよ、流石に……でも、近いうち分かるんじゃないかな』
「……ふぅん。そっち終わった?ならじゃあね、私家庭科室だから」
グラウンドへ向かう途中、見覚えのある桃髪が視界を遮る。
『……藤原先輩』
「……誰?君……あ、石上優くん、だっけ。5年A組の……ごめんね、私今からピアノのお稽古あるから……用事なら明日、じゃあねっ」
……マトモな人間だ!!えっ、あれっ!?藤原先輩がマトモ!?
も、もっと素っ頓狂な事を言ってくるかと思って身構えたのに……!
「……困った」
今日は早退して家帰って寝よう……
やっぱり二次元に限りますわー→←長らく更新を停止しておりまして申し訳ございません
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作者名:白米 | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/13ec41960d1/
作成日時:2022年1月21日 20時