クラス替えが楽しみやら怖いやら…… ページ8
『石上さん、お誕生日おめでとう。』
｢ありがと。やっと鳴神さんに追いついたよ。｣
『あと半年すれば私十七歳だけどね。』
｢それもそうだ……｣
『さ、生徒会室行こっか。』
｢うん。｣
その後、皆さんご存知(かは知らないけど)藤原先輩のプレゼントチェックが始まった。
｢はい次Aちゃん！｣
『私から藤原先輩へのプレゼントは、えと……
国産の梅を沢山使った手作りのカップケーキアソートです。
いっぱいパターン考えて、箱も親の会社のテスターを使わせてもらいました……
喜んでくれました…かね……？』
｢美味しそうっ、嬉しい！合格ですっ！今の所トップはAちゃんです！｣
『石上さんには、これ……あのっ、そのっ、石上さんには緑色がよく似合うと思って……
時間を確認するのにいちいちスマホ出してたら面倒だし……』
私が石上さんに贈ったのは腕時計。
｢…超嬉しい。ありがとう！｣
良かった…
腕時計を贈る事には隠された意味がある。
｢貴方の時間を束縛したい｣……そんな想いがこめられているのがこのプレゼントだ。
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『石上さん、改めてお誕生日おめでとう。』
｢ありがとう。今度の鳴神さんの誕生日はもっと盛大に祝わないと！｣
『アレ以上のはやめて欲しいかな……(こちら6ページ石上くん尊い無理好きぴえん参照)
あとっ、えとっ、私から、もう一つプレゼントが……あったり、なかったり……』
｢えっ、何？｣
『…ううん、ごめん。やっぱりダメ。
これ適当に選んだやつだから…本当、こんなの渡しても困らせるだけだから……』
｢いいよ、別に適当でも。もう充分嬉しいから。｣
『ダメなの！今思うと、なんでこんなの買ったんだろって感じで……これは違うの。
石上さんにはもっと私を可愛いって思って貰えるような───────』
｢っだから────
僕は！可愛くなくてもいいって言ってんの。｣
できるだけ優しい教師がいいですお願いします→←春休みが今日で終わります(絶望)
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作者名：白米 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/13ec41960d1/
作成日時：2021年4月5日 9時
