毎日キュンキュンさせてくる彼【かぐや様は告らせたい】【石上優】 (ページ45)

今日:17 hit、昨日:5 hit、合計:19,199 hit

うちのAlexa、なんか生意気なんですよねページ45

『クラス替え、楽しみだなぁ～！』

｢違うクラスになっちゃうかもしれないのに？｣

あー恐ろしい、と身震いしながら言う優さん。

『大丈夫だよ、先生おどっ……先生に頼んだから』

危ない危ない、私の可愛くない所が露出する所だった……

『同じクラスになれたら良いね？進級してからしばらくは名前順だからアレだけど……
席替えで隣になれたらきっと授業中も楽しいだろうね！』

｢残念だけど僕はほとんどの授業中寝てるよ｣

『それは起きなよ』

睡眠欲強すぎか。

三分の二欲求強すぎか？

あ、弱いのは勿論食欲ね。いっぱい食べて欲しいのにめちゃめちゃ少食なんだよな優さん……

・

━━━━━━━━━━━━━━━

ドクドクと心臓が脈打つ。

『優さんと、同じクラスに…やっぱり見れない！』

｢何を右往左往してるの？｣

『あ、伊井野さん…あのね、優さんと同じクラスか見たいけど見れないの！』

｢バカ？｣

直球！

『……まぁ、教室に行けばわかるし。今わざわざ見なくても良いよね、別に……』

｢……意気地無し｣

ボソッと伊井野さんが呟く。

『うるさいなぁ！？』

今年は、優さんと同じクラスになりたい……

｢やっほーA｣

『あっ、小野寺さん…』

｢同クラだね、席は遠いけど｣

『うん、私ほとんどの人と離れてるよ～』

えっ、私の席ここ？優さんが仮に同じクラスだったとして、小野寺さんの位置から考えるにめちゃめちゃ遠くない？

ほぼ対極じゃん。

えっ、遠。

終わってるじゃん。

『はぁ、最初の一ヶ月は今まで通り陰キャとして過ごすか……』

まぁまだ同じクラスになれるって決まった訳じゃないけど。

｢やぁ、キミが鳴神A？｣

『ひっ…！？だ、誰！？』

｢あぁごめん、私槙原こずえ。キミの隣の席｣

『あっ…あぁ、TG部の……』

優さんからTG部には近付くなって言われてるから覚えてる。

｢一年間宜しく！｣

『え、あぁ……』

何この人、色々突然だなぁ。

｢不治ワラちゃんから話は聞いてるよ？あの石上優の彼女って｣

『えっ、ええ、まぁ……』

自分の口から話さなくても噂って広がっちゃうのかな？まぁ、嬉しくない事は無いけど！

｢アイツ割と良い奴だよね、ねだったらTG部の部費2万位プラスしてくれるし｣

(都合の)良い奴の間違いじゃないの？

私も家庭科部の部費upをかけあって……ダメだな、学園の予算全額貢がれる未来が見える。