ｲﾔｧｧｧｧ月曜日が追ってくるぅぅぅぅぅ！！！！ ページ25
｢優さん何見てんの？｣
Aさんが僕のスマホを覗き込む。
『うわっああ！！』
Aさんの寝顔の写真を開いて(可愛いなぁ)とかニヤニヤしてたのをバレたくなくて、思わず後ろに隠した。
｢もー、なんで隠すの？｣
僕の後ろに回ろうとするAさんを必死で止める。
『いや、ほんとに見てもしょうがないやつだから……』
｢もしそうだったら隠す必要無くない？｣
｢別にいいでしょ、写真位見せてあげ……あぁ、そういう事。｣
伊井野が僕のスマホの画面を見て納得したような声を上げる。
｢鳴神さん、こんな性 欲の権化のスマホの中身を覗いてはダメ。鳴神さんが穢れてしまう。｣
また誤解されそうな事を……！！
｢もしかして浮気！？浮気なの！？女の子からのメールとか来てたりするの！？見せて！｣
『いや、いつでも見ていいんだけど本当に今だけはダメ！！お願い判って！』
｢判る訳無いでしょ！？自分から告ってきた癖に、浮気とかサイテー！｣
『違うって！むしろその逆…んんっ、とにかく、本当に今だけはダメ！
じ、十秒！十秒待ってくれたらOKだから！』
｢そんなに待てないし！｣
『会長達も何か言ってください！誤解だって判るでしょ！？』
藁にもすがる思いで会長に助けを求める。
｢まぁ…な。だが……｣
｢常日頃、貴方達のイチャコラを見せつけられて、私達がどのような気分になっているか、ご承知の上で？｣
｢助ける義理はありませんよね〜！｣
『そんな〜！！』
｢もう見せちゃいなさいよ。いつも羞恥心なんて捨ててるのに、何を今更恥ずかしがってるの？｣
恥ずかしいのジャンルってのがある。
僕がいつもしてるのは｢相手に愛を伝えるというプライド面での恥ずかしい｣であって、これは
｢相手の寝顔を撮った上にそれをみてニヤついてるという秘密バレ面での恥ずかしい｣だ。
こういう系の恥ずかしいに僕は免疫が無い。
｢さぁ、追い詰めたわよ……｣
『いや、マジでやめ……』
｢見せなさいっ！｣
スマホを奪い取られて、鳴神さんの反応が気になって画面を覗くと。
先程の騒動でいつの間にか、画面が切り替わって僕とAさんで撮ったプリクラの写真になっていた。
っっっ良かったぁぁぁぁ……
｢…コレ見て、ニコニコしてたんだ。なぁんだ。へぇ……
……えへっ、えへへっ、えへっ……｣
……なんか、機嫌直ったみたいだ……良かった……
皆大好き(？)ヤンデレのお時間です→←animate行って10510円の散財と共に石上くんグッズをゲットしました
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作者名：白米 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/13ec41960d1/
作成日時：2021年4月5日 9時
