ミコちゃんお誕生日おめでとおおおおお！！！あっでも石上くんとはくっつかないでね^^* ページ20
『……』
デート開始直後、私の視線は早くも優さんに釘付けになっていた。
肌白いな……まつげ長いし……えっ、化粧してないよね…すっぴんでこれだと中々の美青年だよ……
髪さらさらだ……同じトリートメント使えば、優さんに近づけるかな……
いや、かなりの変態発言だったぞ落ち着いて私……
さり気なく車道側歩いてるし私の歩調に合わせてるし、私の手を握ってる右手はあったかくて柔らかいし……
何より私の手を硝子細工に触れるような丁寧さで扱ってくれるし……
優さん紳士だなぁ、私なんかに釣り合うのかな。
｢Aさん？前見て歩かないと、怪我するよ？いや僕が命を賭してでもさせないけど。｣
『……そういうのズルいよね……』
｢えっ？｣
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『……』
デート開始直後、早くも僕はAさんに見惚れていた。
勿論バレたら気持ち悪がられるのがオチだから、バレないように気配を消して見てるけど。
肌綺麗すぎ、毛穴無いんですけど……ああもう化粧してる所為でいつもの何百倍可愛い！
いつも可愛いけどっ！
髪もつやつや……ワックス使ってるのかな……
そういえばめっちゃくせっ毛でたまにヘアアイロンかけてるって言ってたな……
今年度の誕プレはヘアアイロンにするか。
ひよこみたいに着いてくるし萌え袖で手あったかいしふわふわしてるし柔らかいし……
尊すぎるよMy Angel……
｢優さん？前、段差あるけど。｣
『え？おわっ！！……ってぇ……Aさん、大丈夫？』
一応転ぶ瞬間咄嗟にAさんの手離したけど、無事か？
｢私は大丈夫。優さんこそ大丈夫？手当するから、こっち。｣
『いや、洋服の上からだったし大丈夫だって。』
｢何言ってるの！？悪い菌とか入ったらどうするの！コンクリートなんだし、一応消毒しないと！｣
心配性可愛い！
消毒液とバンドエード常備してんの女子力高すぎだし可愛い……
『…情けな。』
｢情けなくても弱くても私が優さんの事守ってあげるから大丈夫だよ。
頼り頼られ、守り守られ合う為に人間はコミュニケーション能力を身につけたんでしょう？
その能力は最大限活用しないと、人間として最大の武器を放棄する行為になる。
そんなの美学と言うにはあまりに愚かだと私は考えるよ。はい、絆創膏貼ったよ。｣
『……さんきゅ。』
頭の中で自動的に絵柄変換しちゃう身としては、クレしんとか観ないで欲しいですね……→←単行本読んでると会長がイケメソすぎてつらたん
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作者名：白米 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/13ec41960d1/
作成日時：2021年4月5日 9時
