最近ここに書く事なくなってきた…… ページ13
｢おっ、面白そうなの作ってんじゃん、俺も混ぜろよ。｣
『颯馬！
あのね、石上さんにバレンタインチョコを作ってあげるの。
ガトーショコラを作ってみようと思うんだけどね、できるだけコンパクトにしたくて……
でも中にクランベリーソースも入れたいから、細口の絞り袋を探してるんだけど……』
｢ふーん……あ、形気にしなくていいならちょっと歪な丸だけどこれは？超細いよ。｣
『そうそう、それそれ！それを探してたの！
颯馬、ここにあるクランベリーでソース作れる？』
｢お易い御用。思いっきり酸っぱくしていいの？｣
『うん。生地をこれでもかって位甘くするから、コントラストが欲しいの。』
｢了解。｣
『えーと、湯煎何分だっけ……』
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『うﾞ〜……眠い……』
｢残念だけどもう家出ないと遅刻すんぞ。｣
『調子に乗って知り合い全員分作るんじゃなかった……』
｢自業自得。因果応報。｣
薄情者ぉー……
『……眠い……』
｢鳴神さん、おはよう。｣
『おはよぅ……あの、ね…石上さん。えと、私石上さんの好みとか全然判んなくて、その……
一生懸命、全力かけて作ったの……受け取ってくれる…かな。』
ハート型のケースなんて、重かったかな。
｢！……すげぇ嬉しい……ありがとう……！｣
『えへへっ、それは良かった……くぁ…眠ぅ……』
｢おい、ちょっと！？危ないなぁ……大丈夫？ふらふらだけど。｣
『うん、なんとか……』
｢もしかして昨日夜遅くまでお菓子作ってたんじゃないの？｣
ぎく。
『なんの事やら、さっぱり判らないな？』
｢図星か……今日は無理しなくていいから、生徒会室でゆっくり休め？｣
『うん。一応、先輩方の分も作ってきたんだ。』
｢……なんだ、僕だけ特別じゃなかったんだ……｣
むすっとふくれる石上さん。
可愛いなぁーもう！！
『んーん。ハートケースでガトーショコラなのは石上さんだけだよ。他の人は普通のチョコレート。
ただ型に流しただけだから、石上さんのが一番愛が入ってる。』
｢……そうやって直接言われると…なんて言うのかな、照れる……｣
年に一度の私の晴れ舞台。
バレンタイン、最高───────！
段々周りの人を夢主大好きにしていきたい願望がある→←告Radio今週も良かったです……
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作者名：白米 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/13ec41960d1/
作成日時：2021年4月5日 9時
