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｢ええ良いの！？！？え、ええっ……俺なんかに貸すなんて、抵抗感とか｣
｢うーん、無いって言ったら嘘になるけど……別に、友達が困ってるんだったら助けなきゃだし｣
ひえー、こいつ優しすぎて将来悪い男に騙されないか心配だな……
｢今週末貸しとくから、一回着てみてサイズ確認して？日曜日に持ってきてくれれば良いから｣
｢あ、うん。ありがと……｣
なんでこんな信用ならない他人に自分の制服貸せるんだよ、マジで心広すぎだろ……
……うん、変な事しないように頑張ろ……
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︎︎いま着てみた
︎︎たぶん本番もいけると思う
︎︎写メ送ってよ
！？自撮りとかした事一回も無いんだけど……
どうやって撮るのが正解なんだ？外カメで撮った方が良いって甲斐は言ってたよな、鏡に写して撮るのが正解か？いやでももし万が一こんな格好してる所家族に見られでもしたらいよいよ我が家に僕の居場所は無くなるぞ、どうしたものか……
パシャッ
︎︎こんなかんじで良いでしょうか
……け、結局送ってしまった……
似合ってないとか思われないかな、甲斐は絶対そんな事口に出さないだろうけど……気になる……
︎︎ふーん
︎︎似合ってんじゃないの
どっちの反応なんだそれは！！！！
ていうか女子制服で似合ってるって言われても、凄く複雑な気持ちなんだけど……
……もう良いや。考えてても分からんだけだし、ずっと着てたら変な扉開いちゃいそうだから脱ごう……
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｢制服さんきゅ｣
｢うん、大丈夫よ。別に日曜日まで持っといてくれても構わなかったのに｣
｢や、一刻も早く返したくて……洗濯して乾いたらすぐ持ってきた｣
これ以上変な事するかもしれない恐怖に怯えるのはごめんだし。
｢ねぇ石上……変な事、した？｣
｢！？なななっ、え？な、え？それは、一体どういう意味の？え？女装してる時点で大分変な事はしてると思うけど｣
｢ふふ、それもそうかもね。私が言いたいのは、シミとかつけてない？て事｣
｢あ、ああそれは大丈夫だと思うぞ｣
｢なら良いのよ、ごめんね玄関で長々と、夜も遅いのに。ばいばい、また月曜日にね｣
｢ああ、またな｣
……バレるかと思った……
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作者名：白米 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/13ec41960d1/
作成日時：2022年6月27日 0時
