Four ページ5
『優！一緒に学校へ行きましょ？』
｢げっ、グラーニャ…じゃなくてA……なんで僕の家に……｣
『私のmommyの情報網、舐めちゃダメよ♡
日本人はシャイだから色仕掛けに弱いというのは本当らしい。
いかに名門校の保護者と言っても、所詮は男ネ！』
｢その情報どっからだよ……あと所詮言うな。｣
『一度friendと一緒に学校へ行ってみたかった……私の居た土地ではほとんど学校はバス通学だった。
日本に来てからも車で登校だったから、今日ちょっとわがままを言って優と一緒に行く事にした。』
｢へー、そう……あっこら！お前、定期持ってんの？｣
『テイキ？何、それは。』
｢じゃあまた今度親御さんに作ってもらえ。海外にも電車ってあるだろ？｣
『そういうのは全部ボディーガードの人とかmommyかdaddyがやってくれてた。
私公共機関に一人で乗った事ない……』
日本では強い女性がモテるらしい……だから、私はダメかな。
お料理が美味しくて、カテイテキ？な人が沢山いる。
“cool boy”を早く見つけて、いっぱいアピールしなきゃ。
｢お前ほんと箱入り娘なのな……とりあえず今回は切符買おう。
ここは目黒で、僕らが通ってる秀知院は港区。ここまで理解した？｣
『……い、Yes。』
｢だから、この表の中から港区の駅探して。｣
『あった。ここね。』
｢早いな……じゃあその文字の下にある黒い数字。それなんて書いてある？｣
『えと、210……えっ、まさか210分かかる！？』
｢んなわけねぇだろ。切符の値段だよ、この場合210円。｣
『成程……優は物知り。』
｢そんな事ない…一般常識だから、これ位。｣
じゃあそれを知らない私は一般人以下……
｢必要な金額……
ここでは210円入れて、このモニターから自分が行きたい駅名の下に書いてある黒い数字を探す。
そしてその数字を押す訳。そしたら切符が発行されるから、それを改札に通すと電車に乗れる。｣
『おぉ〜、epochal system！』
｢ほら、ここに入れんの。｣
『WOW！きっ、切符を食べちゃった！』
｢食ってねぇよ……モタモタしてたら遅刻するぞ。｣
『優は切符買わないの？』
｢僕は定期持ってるから。｣
へぇ〜！今日同じやつをボディーガードの人に買ってもらおう！
『えへへっ、しっかり覚えたから今度から優と一緒に登校できるぞ！』
｢なんでそんな事も知らないのに僕の家に来れたの？｣
『？私の家は中目黒。優の家から徒歩五分よ。』
｢初耳っ！｣
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シディア - 続き待ってます。更新頑張ってください。 (2021年10月27日 0時) (
レス) @page28 id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白米 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/13ec41960d1/
作成日時：2021年4月1日 22時
