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「がっ……学校では学べない事って、それはつまり、あんな事…やこんな事……」
「キミだったらmommyはぜぇんぜん構わないわ♡」
しゅうっと湯気が出そうな位顔を赤くしてしまう優。
「まぁ、なんだ。優君…だったか。過去は塗り替えられない。
大事なのはこれからその過去とどう付き合って生きてゆくか、だ。
Aの事を幸せにしてくれるなら、私達はこれ以上何も望まない。頑張ってくれたまえ。」
ぽんっとdaddyが優の肩に手を置く。
なんだか優は困惑しているようで、
「いや、まだ僕はそんな事……」
なんて口ごもっていた。
「つまらないわねぇ、学生なんて若さと勢いしか武器無いのよ?もっとガンガン行きましょ、ガンガン!
なんならガンガン突き合って貰っても構わないわ!」
「メアリー、まだ純粋なAがこの場には居るんだ。そういうセンシティブな話は辞めないか……」
『もうっ、mommyもdaddyも、色々喋り過ぎね!優、もう遅いからボディーガードの人に送って貰って?』
「いや、いうてすぐ近くだからいいよ。」
『んーん!そういう油断が誘 拐を引き起こすの!暗いんだから、何があるか判らない!』
「Aが言うと説得力がある……」
『ほら、ボディーガードの主人の私が言ってるんだから、大人しく送られて!』
「ハイハイ……あ、お邪魔しました。」
きちんと挨拶してくれるんだ……♡
やっぱり名門校に通う生徒は礼儀も正しい!
腐っても偏差値70超!
「また来てね〜♡親御さんによろしく伝えてね〜♡」
mommyが上機嫌で手を振って見送る。
『mommy、えらく優の事気に入ったみたいね?』
「ええ♡可愛いわね、あの子!」
『優は可愛いだけじゃなくてかっこいいのよ!
こないだも、足を滑らせた時、見逃さずに自分の方へぐいっと抱き寄せてくれたの!』
「Aにオトせない男の子なんて居ないわ!
あの子にA以外に好きな子が居ないなら、もううちの子みたいなものよ!」
「会話に花を咲かせるのはいいが、二人共優君の気持ちも考えてあげてくれ。」
『優の気持ち?考えるまでもなく、私に向けさせてみせる!』
「そういう意味じゃないんだが……」
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シディア - 続き待ってます。更新頑張ってください。 (2021年10月27日 0時) (レス) @page28 id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白米 | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/13ec41960d1/
作成日時:2021年4月1日 22時