秀知院の学者様は結婚したいver.2【石上優】【かぐや様は告らせたい】 (ページ10)

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学者様は泊まりたい① ページ10

｢Aせんぱーい！
今日かぐやさんの家でお泊まりするんですけど、よかったら先輩もどうですか？｣

『！良いのかい？そんなものに招いて貰えるなんて……光栄だね。是非、行かせてもらうよ』

｢じゃあ今日六時、かぐやさんのおうちで！｣

『承知した』

何かトランプとか持っていったら良いかな？

かぐや少女の家に泊まるのは初めてじゃないけど、何か手土産なんかを持っていった方が……

でもかぐや少女の家柄は学内トップクラス……はて、何を持っていったら良いだろう？

あっ、そういえば父さんから貰った珍しい植物があったっけ。

部屋の中でも育てられる、小さな可愛いお花が咲く植物。

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｢お久しぶりです、千花お嬢様、Aお嬢様｣

｢相変わらずのイケメン執事……｣

『久しぶりだね、ハーサカ少年。背が伸びたんじゃないか？』

｢まさか｣

｢ハーサカくんも歳同じ位ですよね、学校とかどうしてるんですか？｣

｢問題ありません。僕はハーバードを飛び級で卒業していますので｣

『それは凄いね！私も見習わなくちゃな』

あっ、そこの君。こんな所でお泊まり会なんかしてていいのかって思っただろ？

良いんだなぁこれが。

……理由は後程、お話しよう。

｢A先輩A先輩！ハーサカくんは男の人にしか恋愛感情を抱かないらしいです！｣

『ええっ！？事実かい！？』

｢ちゃんと本人の口から聞きましたよ！｣

『そ、それはそれは……』

そしてお泊まり会は進行する。

一緒に晩御飯をご馳走になったり、お風呂に入ったり。パジャマパーティーに突入した。

｢石上くんが好きな人は大体判ってるんですけど、会長が謎なんですよね～｣

『ええっ！？石上くんが好きな人知ってるの！？教えて教えて、誰！？』

｢ダメです！かぐやさんも言っちゃダメですよ？｣

｢判ってますよ～｣

もうっ、一体誰なんだ！？