秀知院の学者様は結婚したいver.2【石上優】【かぐや様は告らせたい】 (ページ8)

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石上優は謝りたいページ8

『ぐ……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！！！僕はなんて事を！！！』

その日、僕は自室のベッドで悶えていた。

当たり前だろ、好きな先輩相手にくそ程強引な事してしまったんだ。

『明日からA先輩にどんな顔して会えば……』

完全にやらかした。絶対にやらかした。もうダメだ、絶対告るとか出来ない。

もう時間が無いのに……

どうにかして仲直りしないと、A先輩は……

でもなぁー！！どうやって謝れば？？？

こんな場面僕が持ってるラブコメには出てこなかったし……

『会長に相談するか……』

困った時＝会長に相談。これ鉄板の行動。

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『…っていう事が昨日ありまして……』

｢あぁ、だから霧神先輩は今日石上を避けていたのか｣

ぐはっ！(100ダメージ)

『どうしましょう……僕A先輩に嫌われちゃったかもしれません……』

｢石上は正直言って、押し倒してどうするつもりだったんだ？｣

『…決まってるでしょ……A先輩が泣いたりしなけりゃ襲ってましたよ、十中八九。
ぶっちゃけ僕、調子乗ってたんですよ。
夏休みだって凄い距離近くなりましたし、第一僕プロポーズされてますし…』

｢成程な……謝る以外に方法無いんじゃないのか。悪いのは石上な訳だし｣

『そうなんです……謝らないと、ダメなんです……でも避けられてますし……』

｢んー…なら、今日生徒会室に二人きりにしてやるからそん時謝れ｣

『…ありがとうございます……』

くそ、何やってんだ僕は。自分がやった事で会長にまで迷惑かけて。

こんなんじゃA先輩に釣り合うはずないだろ。

せめて、きっちり謝って許してもらわないと……

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『あの、A先輩……』

｢！私っ、今日は帰……｣

『待ってください！あのっ、昨日のは、誤解で…いや誤解じゃないな……
その、謝らせてください。最近僕、調子乗ってて……本当、すみませんでした！！』

｢あっ…頭を上げてくれ！私は、そんなつもりじゃ……その……優少年は、私と……そういう事、したいのか…？｣

『それは……その…』

正直めちゃくちゃしたいけど……まだ付き合ってすらないし……

『保留で……』

｢保留、か……まぁいいや。明日から私達はいつも通りだ、優少年。という事で……結婚しよーう！！！｣

『する訳無いでしょお！？』

やっぱり、僕の好きな人は世界一優しい。