学者様について�� ページ40
｢…ねぇ、なんか今日A様おかしくない……？｣
｢だよねえ、なんかぽわぽわしてるっていうか……デフォルメになってるっていうか……｣
｢なんか……可愛い！！｣
わーい、あたし優少年の彼女〜！わーいわーい、あたし大人だ〜！
｢わっ！？ちょっと皆さん、見てください！かぐやさんだけじゃなくてA先輩もAちゃんになってます！｣
｢なにっ！？｣
『みんな、おはよ！』
｢可愛いねえ〜！！Aちゃんは勿論私がいっちばん好きですよねえ〜？｣
えっと、えっと……
いちばんは、優少年で……
にばんは、会長……
さんばんは、かぐや少女で……
よんばんはミコ少女…
ごばんが、千花少女！
かんぺき！あたしてんさいだ！
｢えええええ！？五番！？私五番！？一番下！？｣
｢嘘……私また石上より下……？｣
｢僕としては当然の結果ですね、むしろ最初に僕以外の人を指名してたら……分かりますよね、A？｣
分かるー！優少年フキゲンになると、こわいー！
｢良い子ですね、Aちゃん。ずっとコレで良いですよ、可愛いので｣
わーい、なでなで嬉しいー！
｢Aちゃんは今何歳ですか？｣
えっとえっと、ひぃふぅみぃ……
『じゅうはちさい？』
｢18歳ですか、可愛いっすねぇ〜。知ってます？2022年からは18歳で成人なんですよ？｣
｢お前それ性格悪く見えるからやめろっつったろ｣
かいちょ、めつきわるい……こわい……
｢こわがらなくて、いいよ！｣
かぐや少女！
『かいちょ、こわくない…？』
｢こわくない、ない！かいちょ、とってもかっこいいよ！｣
良かった〜！
『おはなちちよ！』
｢ちよ、ちよ！｣
『かぐや少女ー！』
｢しぇんぱーい！｣
わーい、おともだちー！優少年以外におともだちできたー！
｢何この可愛い会話……軽率に尊死出来る……｣
あ、そうだ！みんなにおかしあげよう！みんな笑顔で、あたしもハッピー！
｢え〜、お菓子くれるの〜？ありがと〜！｣
｢お、くれるのか？サンキューな｣
｢あ、私にもくれるんですね。ありがとうございます｣
……あ、優少年の分がない……
どうしよ、いじわるしたわけじゃないのに……
優少年が悲しんじゃう、きらわれちゃうかも……
『……』
｢私お菓子買ってきます！！待っててねAちゃん！！かぐやちゃん！！｣
｢別にお菓子は無くても良いですよ、ほら行きましょ？｣
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作者名：白米 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/13ec41960d1/
作成日時：2021年3月15日 16時
