五十一話 ページ5
「んー……でもこれ位しか皆で出来そうなやつないんですよねー。
あっ、ミコちゃん達で前の心理テスト試してみましょうか?」
試すって言い方よ。
「それも面白そうですね」
「俺は構わん。割とあのテスト当たってたしな」
「じゃあ〜、貴方は暗い道を歩いています。すると、誰かに肩を叩かれました。その相手は誰ですか?」
相手、かぁ……
〜
「こんな所で何してんの?女の子が一人で暗い中歩くとか、危ないよ」
〜
みたいな?
『そうですね、私は…石上でした』
「!」
『何よ。何かおかしい訳?』
「いや、別に……僕もそのテストの答え四宮先輩だったし、信じてない」
何を言ってるのかしら。
「私は、藤原先輩でした」
「ええっ!嬉しいなぁ〜」
???
『一体どんな答えなんですか?』
「言っていいのか?」
「言ったらダメじゃないですか?特に天羽さん」
『?一体なんの事ですか?』
「いや……まぁ……
『ええーっ。それって、心理テストの意味あるんですか?』
「世の中には知らない方が幸せな事もあるぞ」
「気になりますーっ!」
「じゃあ……ミコちゃんには教えてあげます」
『なんで!?』
伊井野だけ特別扱い!
「……はぁ、そういう事ですか。確かに言っちゃいけませんね……」
『何々っ、全く解らないんですけど!?』
皆して私に隠し事!?
『もー…私帰ります』
「ごめんなさいー…流石に、今この場では言えないです」
『構いません』
家帰ってから調べるし。
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『ねぇ』
「はい。どうかなさいましたか?」
『暗い道で肩を叩かれた……って心理テスト、知ってる?』
「ええ」
『その答えを教えてくれない?』
「好きな人、ですよ」
『すっ…!?』
どどどどうしよう!!??
「あぁー、もしかしてその心理テストで会計クンって答えちゃったんですか?それはやっちゃいましたねー」
『私っ、明日からどんな顔して石上に会えば…!?』
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竜の落し子 - うがあああああ続きが見たぁあああああい😢 (2022年2月20日 22時) (レス) @page33 id: 1eb9639434 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白米 | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/13ec41960d1/
作成日時:2021年3月12日 16時