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本当最っ低、授業受けるよりデリカシーを学んだ方が良いんじゃないかしらあいつ！
何よ、盛ってるからなんなの！？それが悪い！？石上が読んでる漫画とか、らのべ？の女の子が全員おっきいおっ〇いしてるから私も頑張って近づこうとしてるのに！
石上が好きそうだから、ヘアスタイルも変えたのに……｢髪型とネイル変えた？……ふーん、似合ってる｣だけ！！
誰よりも先に気づいてくれたのは嬉しいけど！嬉しいけど、可愛いって言って欲しかった！
……まあ、付き合ってないのにそんな事求めても無駄よね……
でも付き合ってないのに私の胸を講評するのやめて欲しいんだけど！？
石上は、私の性格とか内面を可愛いって言ってくれた事一度も無い。
今回だって、私の外見が良いって、好みって言ってくれるのは嬉しいけど……内面は見てくれないんだって、ショックだった。
藤原先輩とか、胸大きいし可愛いし……私なんかより、ずっとずっと優れてるから……石上は、私より藤原先輩の方が好きなんじゃ。
私はキープでしかなくて、そのうち捨てられるんじゃ。
嫌な想像しちゃう、石上を信じられないこんな自分も嫌い。
｢……っ、い、やだ……やだよぉ、石上……っ、見捨てないでっ、離れたく、ないっ……頑張って可愛くなるからっ、いやだっ、ずっと一緒が良いよぉっ｣
私は近くの茂みに逃げ込んだ。
石上の気分ひとつで私は失恋する、生きる意味が無くなっちゃう。
嫌だ嫌だ嫌だ、それだけは絶対に嫌！石上と離れたくないっ、付き合えなくても良いから石上の一番が良い！
｢っ、甲斐！はぁ、んなとこに居た……｣
｢い、しがみ｣
やだ、泣いてる所見られちゃった。私泣き顔可愛くないのに。
｢さっきはその……ごめん、デリカシー無かった……まさか聞いてるとは思ってなくて……本当、ごめん！殴るなり蹴るなり好きにしてくれ｣
私の為に、石上が頭を下げてる。
まだ、見捨てられてない。まだ石上の大切で居れてる。
良かった……！
｢石上大嫌いっ、石上なんか、石上なんか嫌いっ。
だから、嫌い、だから！罰として、私の事家まで送って！今日は私の為に生徒会休んで、私の為に家まで送るの！｣
｢ええっ！？理屈がよく分からん……まあ、それで許してくれるなら……じゃあ連絡入れるから、ちょっと待っててくれな｣
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作者名：白米 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/13ec41960d1/
作成日時：2022年5月24日 21時
