☆失言するあいつ ページ22
今週の石上も格好良かった！かぐや先輩に話聞いて貰お〜っと！
生徒会室への道も慣れた物で、鼻歌歌いながら道脇にある花壇を鑑賞しながら歩けるまでに余裕がある。
新校舎より天井の低い旧校舎の階段を上り、つやっとした床をリズミカルに歩く。
最上階の一番奥。そこに生徒会室はある。
鍵はかかってない筈だから、早速入っ──────
｢いやー、やっぱり胸は大きさより形と揉みごたえでしょ｣
い、石上の声だ━━━━━━━━！
形！？揉みごたえ！？神聖な生徒会室で何の話をしてるのよ！
｢いやしかし、全ては大きさという最低基準をクリアしてからやっと同じ土俵に立てるというか｣
会長の声もする……！
生徒会ってそんな事ばかり話してたの！？
天才の多いこの学園でも屈指のエリート集団だと思ってたのに、何だか裏切られた気分……！
我知らず、私は扉にぴったりと張り付いて中の会話を聞いていた。
｢そう言うからには、石上の理想の胸というのはあるんだろうな｣
い、石上の理想のおっ〇い……！？
聞きたいっ、不本意だけど物凄く聞きたい！
石上が貧乳好きだったらそれはもう仕方の無い事だけれど、今からでも成長する事は出来る！
さあ聞かせなさい石上、貴方好みのおっ〇いの話を！
｢まあそれ訊かれて一番に出てくるのはやっぱり甲斐のおっ〇いですかねー、形、ハリ、ジャンプしたり寄せたりした時の可動域……どれを取っても一級品ですから。あれ以上の美乳は中々居ませんよ｣
私だった━━━━━━━━━━！！
何よ石上、見る目あるじゃない！
そうよね、一番スキンシップが多い女の子は私だもんね！
そりゃあ私が好みになっちゃうわよね当然！
｢まあでも大きさはもうちょっと欲しい所ですかねー、推測するに、あってC、無くてBですかね……ブラの内側のパッドで少し盛ってるっぽいのでB+程度がビンゴだと思いますけど｣
なんでドンピシャで合ってるのよ莫迦……！？
気づけば、私は扉を開けていた。石上は気づいてないけれど、会長はあたふたしている。
｢いっ、いしがっ、石上っ、う、うし、うしろっ｣
｢い、し、が、み、くぅん♡｣
｢！！！っ！！？かっか、か……甲斐……っ｣
｢B+で悪かったわね、ええそうよ盛ってるわよ悪い……？だって……だってそうでもしないと(石上に)見て貰えないんだもん！！石上の変態っ！！
石上なんか大っ嫌いなんだからぁ━━━━！！！｣
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作者名：白米 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/13ec41960d1/
作成日時：2022年5月24日 21時
