193話 ページ6
｢そんなの勘違いでしょ？御行がそんな……｣
｢いいえハッキリ言ってました！私とやりてぇって！｣
｢会長が！？｣
｢説明するとですね、男子達がボーイズトークをしてる所を盗み聞きしちゃったんですよ。
付き合って四ヶ月だしそろそろみたいな事を赤裸々に。｣
｢あーそういう……｣
そりゃ女の子が居ないとそういう話題になっちゃうよね……
男子ってそういう生き物だもん……
｢そして後日調査(？)ですが会計君は巨 乳派だそうです。
ただエ ロの対象として見ている訳ではなく、あの母性と包容感が好きだそうです。
因みにその時ミドジャンのグラビアの子見てました。｣
｢へぇー殺そ｣
今週はキス以上禁止かな。
｢会長、私の事そういう目で……｣
｢でもそれ別に悪い事じゃないですよ。全くの他人にいやらしい視線を向けられるのは不快ですけど…
好きな人にそう見られないっていうのもそれはそれで悲しいですし。｣
｢でも…怖いものは怖いわ。｣
｢気持ちは分かりますよ。紳士だと思っていた人が急に欲を見せる瞬間って、どうしたって怖いですし。
ちょっと裏切られたって気持ちになります。私も翼に押し倒された時、やっぱり怖さが勝ったし……｣
｢ええーっ、なら私、アブノーマルなのかな……｣
｢どうして？｣
｢いや、私ロングスリーパーで夜深けちゃうと意識が朦朧としてしまって……
私から誘ったようなものなんですよね……まぁでもちょっと強引で乱暴なフレンチ・キスもまた私は……｣
｢庶務ちゃん、その辺の生々しいやつは少し飛ばして平気。｣
｢…まぁ、何はともあれ怖いのは向こうも同じだって分かった。頭ごなしに拒絶するだけじゃ……ね。｣
｢副会長の気持ちは、どうなんですか？｣
｢……別に私だって、ちょっとびっくりしただけで……そういう気持ちがない訳じゃ……｣
｢じゃあ、必要以上に怖がらないであげてください。｣
｢そういう欲もひっくるめて人間は出来てるんです。大事なのは己の欲とどう向き合うか。
そもそもこの時期の男子なんかそんな欲無い方がおかしいですよ。
だから……男性が理性抑えてるのも、紳士的で居てくれるのも。私達恋人の為を想っての事です。
全否定はあんまりですよ。｣
｢あら、知ったような口を利くじゃないのよ。｣
｢優くんはいつも私の為に我慢してくれてますから。あの子性 欲ヤバめの変態さんなので。(特大ブーメラン)｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白米 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/13ec41960d1/
作成日時：2021年8月19日 17時
