◎ はじめしゃちょー ページ1
.
「 ...... どした? 」
「 A ? 」
『 わっ 』
『 なあに? 』
編集をしていると、
大きな目をぱちぱち させながら
俺の手元を見てきたA。
「 どうしたの? 」
『 な、んでもない、! 』
そう言って 、隣の部屋へ走っていくA。
不思議に思いつつも、
少し忙しかったので 作業を進める。
.
後日。
久々に暇な日。
ゲームをしていると、
ジィー
カチカチ と 操作をする手を 見てくる A。
「 ゲーム やる? 」
『 ううん 、大丈夫 』
またそう言って 、どこかへ行こうとするA。
「 ねえ、 A 」
『 なに ? 』
「 こないだからどうしたの? 」
「 俺の 手 ばっかり見て 」
『 ....... 』
急に俺の前に正座してきた A。
『 は、』
『 はじめくんと、手、』
「 手? 」
『 手を、つなぎ、たい、です 、』
.
.
「 え? 」
「 手 繋ぎたいの ? 」
こくこく と 頷く A。
『 あのね、はじめくんとずっと付き合ってるのに、手とか、繋いだことないなって 』
「 そっか 」
「 別に恥ずかしがることじゃないのに 」
『 はじめくんが、 いやなのかなって 』
「 そんなことないよ 」
「 Aとなら、どんなことだってするよ 」
『 ありがとう 』
.
( どんなこともって言った ?)
( ? うん )
( じゃあお洋服買って )
( それは考えるね )
( 手繋いで買いに行こうね )
.
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さわまる | 作成日時:2017年9月18日 8時