末澤先輩。 (ページ34)

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34.大晴side ページ34

卒業式終わり。

俺は誠也くんを屋上に呼び出した。

初詣の日から2人の様子がおかしい事は
誰が何を言わなくても気づいていた。

あからさまに避けてるもん分かりやすいねん。

ガチャっとドアが開き誠也くんが来た。

大「誠也くん。卒業おめでとうございます」

誠「ありがとう。んで、何？話って」

大「単刀直入に言いますね。俺はAが好きです。
昔から、もちろん今も」

誠「なんやねん改まって。
知ってるよ付き合ってんねやろ？おめでとう」

大「何言ってるんすか？」

誠「隠さなくたってええやん。
クリスマスん時ラブラブそうにしてたし」

Aが誠也くんを避けてた理由、きっとこれを言われた後気持ち伝えて気まづいまま終わってるんやってすぐ分かった。

大「付き合ってませんよ」

誠「まーだ否定するんか」

俺は咄嗟に誠也くんの胸ぐらを掴んだ。