【#コンパス】【13】

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(コンパスカフェ記念)



今日はなんとなくアリーナに行く気分ではなく、適当に誰かと話そうと思いみんなの部屋に向かった。

マリアさんにお化粧の方法とかおしゃれの話をしようかな？
ヴィオレッタさんと音楽の話をしてもいいよね。
アタリくんとゲームも良いかな、まあ確実に私が負けるけど…。

そんな時。

「♪〜」

鼻歌？

どこからかフンフンと鼻歌が聞こえて、その主を探す。

感覚を集中させて、座標を認識。
私からはすぐ近くだ。
きた！"鳥瞰"！

「……っじゃなくて！」

バトルでもないのに思わずスキルを使ってしまい一人でツッコミを入れる。

「人の目の前でいきなり叫ぶのアリかよ？…あぁ、俺ぁ人じゃねえけど」
「あ、」

認識した座標にいたのは、サーティーンさんだった。

サーティーンさんの顔を見て、この前に頭をワシャワシャとされたことを思いだし、私は少し口ごもる。
「いや、なんでもないです。…それより、鼻歌なんて歌ってましたけど、良いことでもあったんですか？」

「あぁ」

キョロキョロと辺りを見回したサーティーンさんは突然声を潜めて私に話す。

「イイのがあるんだよ」

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