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「もう、急に現れないでよ」
和「お前が勝手に驚いたんだろうが」
「......」
にのはずっと下に居たんだよね
あの瞬間のことは知らないはず
見られなくて良かった、、、
和「ねー腹減ったなんか作って」
「私これから仕事だから」
タオルで、手を拭いているとにのが後ろから肩に顔をちょこんと乗せる
和「じゃあ今日のご飯何」
「..知らない」
和「今日和食食いたい」
「私が作るんじゃないから」
和「....」
「夕葉さんに頼んで？」
ふと大人しくなったと思って目の前の鏡を見るとにのと鏡ごしにばっちり目が合った
和「あの人ねぇ...」
「...?」
和「美人が家にいると気遣うんだよね」
「はい？」
和「ほら、ソファで寝転がってゲームとかしてらんないじゃん」
「.....」
いやいやいやいや
私今までそんな姿なんども何百回も見てきたんですけど？！
なに、私には見られていいってこと！？
そりゃ美人じゃないし気遣う理由もないけどさ、、、、
和「なにその顔」
「べーつーにぃ」
和「拗ねてんの？笑」
「拗ねてないし」
和「拗ねてんだ？」
「拗ねてないから！」
和「かーわーい笑」
にやーって笑いながら私の頭を撫でるから、私は歯ブラシを握ったまんま鏡ごしにその顔を睨む
と、その時
潤「あ、ねぇ大野さんってもう行った？」
和「知らない、行ったんじゃない？」
私の頭を撫でているにの
その光景をばっちり潤くんに見られた瞬間、自然と体が一歩後ろに下がりにのから離れた
同時に大野くんの話になって動揺がバレないように、平然と歯を磨き続ける
和「、？」
潤「..ん、了解」
和「はーい」
そうして一度洗面所から出て行くと、
またすぐに潤くんが戻ってきた
潤「手、」
和「え？」
潤「お前触りすぎじゃね？」
和「なに、王子嫉妬してんの？」
ついに潤くんの名前が王子になったらしい
潤「あたりめぇじゃん」
「....」
潤「俺の姫なんで」
余裕そうな笑みとその言葉を残して潤くんは今度こそその場から立ち去る
それがまた、王子という名前がぴったりなほどに格好良いと思った
俺の姫、、
そんな歯の浮くようなセリフを恥ずかしげもなくサラッと言えるの潤くんくらいだろう
そんな潤くんの姫になったらどれだけ幸せか、ふと想像してみたら胸がふわぁっと包まれるような、温かい気持ちになった
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ふり(プロフ) - 感情移入して泣きながら読んじゃいました！すごく素敵な作品であるですね。どのように完結するのか楽しみです！ (2020年2月4日 22時) (
レス) id: e7746f777b (このIDを非表示/違反報告)
FKLove(プロフ) - 初めまして！最初から一気に読みました。主人公に感情移入して読んでいたらドキドキしたり、苦しくなったりしました。どうなって行くのか非常に気になります！とてもハマりました。更新楽しみに待っています♪ (2019年12月27日 1時) (レス) id: 5c8c598c22 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました！！！ドキドキします（○_○）！！更新楽しみにしてます (2019年12月14日 7時) (レス) id: 95b46067ba (このIDを非表示/違反報告)
mielay(プロフ) - 更新待ってました〜〜(><)♪にのも翔くんもいいけど、大野くんの包み込んでくれそうな感じ好きなんですよね(笑)これからの展開ドキドキしながら楽しみにしてます！ (2019年12月5日 12時) (レス) id: 883d77482b (このIDを非表示/違反報告)
氷華(プロフ) - 次の展開が楽しみです。更新待ってます (2019年10月2日 12時) (レス) id: 313a034b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃろぱ | 作成日時：2019年8月4日 1時
