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なんとなく空気がどんよりしたリビング
一番食べるのが早いまーくんのお蕎麦があと1口当たりになった頃、
ガチャ、と扉が開いて翔くんが入ってきた
今度は翔くんだけ
「翔くん」
雅「翔ちゃん、もう大丈夫なの？」
翔「あぁ、大丈夫。今は俺んとこで寝てる」
、、、
そのあと、少しできた沈黙を破ったのはやっぱりにのだった
和「で？何がどうなってんの？」
潤「事情がありそうなのはなんとなくわかったけど..しばらくここに住むなら最低限の情報は知っときたいんだけど」
翔「ん、ごめん。話す」
今度話す、とさっき言った翔くんの“今度”はすぐにやってきた
翔「夕葉とは高校の時出会って、あいつは音大に行ったんだけどその後もわりと会ってて...というか...」
.
智「元カノ？」
.
雅「え？」
大野くんが突然口を開く
翔「あ...、うん、そう」
元カノ、、、
そうなんだ、やっぱり、ただの同期じゃなかった
翔「あいつがドイツ行く前に別れたから、付き合ってたのも昔の話なんだけど」
5年間ドイツで暮らしてたと言ってた
じゃあ最低でも別れて5年は経ってるというわけだ
5年も経って、なんで翔くんに、、、
翔「今あいつ、ちょっと精神的に不安定らしくて。留学から帰ってたのは共通の友達伝えに聞いて、会ったのもその友達が連れてきたからなんだ」
和「でもなんで翔さんが面倒見ることになってんのよ、」
翔「あいつ、親とうまくいってないんだ、昔から。」
「....」
翔「あいつの姉貴がプロのヴァイオリニストなんだ。才能に長けてる姉といつも比べられてて、親の重圧っての？が凄かったんだよ。ドイツから帰ってきたことも両親はあんまりよく思ってないらしくて。他に頼れる人がいないんだ。」
「....翔くんはどうするつもりなの？」
翔「......」
潤「彼女がここに泊まるのはいいよ。でもそれで彼女の状態が変わるとは思えないけど」
翔「、うん」
和「何か考えがあんでしょ？」
......
いつの間にかみんなお蕎麦を食べる手を止めていた
ざるそばにして良かった
伸びて不味くなっちゃうから、、
なんてこんな時に考えている私は、
性格が悪いのかもしれない
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ふり(プロフ) - 感情移入して泣きながら読んじゃいました！すごく素敵な作品であるですね。どのように完結するのか楽しみです！ (2020年2月4日 22時) (
レス) id: e7746f777b (このIDを非表示/違反報告)
FKLove(プロフ) - 初めまして！最初から一気に読みました。主人公に感情移入して読んでいたらドキドキしたり、苦しくなったりしました。どうなって行くのか非常に気になります！とてもハマりました。更新楽しみに待っています♪ (2019年12月27日 1時) (レス) id: 5c8c598c22 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました！！！ドキドキします（○_○）！！更新楽しみにしてます (2019年12月14日 7時) (レス) id: 95b46067ba (このIDを非表示/違反報告)
mielay(プロフ) - 更新待ってました〜〜(><)♪にのも翔くんもいいけど、大野くんの包み込んでくれそうな感じ好きなんですよね(笑)これからの展開ドキドキしながら楽しみにしてます！ (2019年12月5日 12時) (レス) id: 883d77482b (このIDを非表示/違反報告)
氷華(プロフ) - 次の展開が楽しみです。更新待ってます (2019年10月2日 12時) (レス) id: 313a034b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃろぱ | 作成日時：2019年8月4日 1時
